(2009年〜2014年

軽井沢 Mozarthouse News

2014年5月 加藤浩子先生を囲んでoperaを楽しむ会第5弾!

「魔笛 in 軽井沢」


ようやくモーツァルトハウスが美しい新緑に包まれ始めた頃、今年も加藤浩子先生ご夫妻を囲んでオペラを楽しむ会に大勢の仲間が集まってくれました。ジングシュピールの大傑作、オペラ「魔笛」の鑑賞会の始まりです。
☆梅雨入りにはまだ早く、丁度過ごしやすい気温で、辺り一面の緑が目にも鮮やかなこの季節に、遠方から皆様集まって下さり、感激もひとしおです。東京方面から9名、湯田中方面から1名、八ヶ岳方面から2名、そして同じ敷地内に住む友人夫妻や、飛び入り参加の女性まで、又もや初めての方あり、そうでない方あり、さまざま賑やかなオペラの会となりました。そして、今年は特別ゲストとして、山崎太郎先生もお迎えしての更に賑やかな集いの会となりました。
先ずは、1991年2月、メトロポリタン歌劇場で上演の「魔笛」のDVD鑑賞から始めました。

(DVD紹介)
指揮:ジェイムス・レヴァイン、メトロポリタン管弦楽団、夜の女王:ルチア―ナ・セッラ、 パミーナ:キャスリーン・バトル、 タミーノ:フランシスコ・アライサ、 パパゲーノ:マンフレート・ヘム、パパゲーナ:バーバラ・キルダフ 

その後山崎先生から以前Bunkamuraでの「魔笛」の舞台の演出助手をされたそうで、その時のDVDを観ながら、いろいろと解説をしてくれました。演出はコンヴェチュニー。深〜い読みの演出に思えました。。。。。。

今回メトロポリタン作品を選んだ理由として、劇場が最高の水準であること、粒揃いの名歌手の歌と演技が堪能できる点、ヨーロッパの歌劇場で、「魔笛」で高い評価を得ていたレヴァインが、本拠地メトで本作品の評価を決定づけた舞台であること。メトの「魔笛」の舞台美術は1967年以降「マルク・シャガール」が有名ですが、モーツァルト没後200年記念に、その時代を代表する芸術家「デイヴィット・ホックニー」が担当し、ヨーロッパ的なモダニズムと東洋的な要素・リアリズムを取り混ぜたもので、魔笛の世界にぴったりである点など。いろいろ見比べた結果、この作品を選ぶ事にしました。
個人的には、2幕の場面で、恋人にそむかれたと思い、死を決したパミーナがアリア「愛の喜びは露と消え」をうたい、タミーノはザラストロから話すことを禁じられていて、そのことを知らないパミーナが自分の愛を拒否されたと思い立ち去るのですが、この場面の切なさは、この舞台だけが出色で、涙を誘う程切なさで胸がいっぱいになります。他の演出では、決して感じません。演出が際立っているのか、それともキャスリン・バトルとフランシスコ・アライサの演技力なのか・・・ここはとくと鑑賞して欲しい部分です。

メトの舞台を堪能し、、ここからは美味しいワインとお喋りの楽しい宴の始まりです。

興に入ったところで、山崎先生の「指揮マネ」が始まりました。あまりのそっくりなことと、カラヤン、ベーム、アバド、ムーティ、小澤、ホルストシュタインあり・・・・、そのバラエティに富んだ指揮にも驚かされました。最高に楽しく、大いに盛り上がりました。

いつもの記念写真は、加藤先生と山崎先生の演出で、またとない、より楽しいものとなりました。♪♪☆♪♪☆

二日目はお忙しい加藤先生も午前中少しだけ残って下さり、談笑できたのが嬉しかったです。この日もご予定がおありでしたのに、有難うございました。この日の幕開けは、山崎先生が「フィガロの結婚」の三役からアリアを3曲ご披露くださいました。

1.第3幕 伯爵のアリア”hai gia vinta la causa” (レチタティーヴォ含) 

2.第4幕 バジリオのアリア" in quel'anni in cui val poco"

   3.第4幕 フィガロのアリア"tutto e disposto"(レチタティーヴォ含)

当初は生のピアノ伴奏付きの予定でしたが、ピアニストさんが急遽ご家族のご事情でおいでになれず、CDにピアノ伴奏が吹きこまれていて、それにあわせて大曲3曲(レチタティーヴォ付き)を見事に披露してくださいました。演技力も、表情も素晴らしいの一言でした。山崎先生、素晴らしい歌声、有難うございました。
ランチには定番の「峠の釜めし」を届けてもらい、昼食では又皆様とのおしゃべりで盛り上がりました。
2日間に渡って楽しんだモーツァルトハウスでの集いの会。音楽への造詣の深い皆様とのお話はいつもながら本当に楽しく、勉強にもなりました。「魔笛」のDVDは今回加藤先生ご持参のもので、解説付き(もう絶版になっていて、手に入らないもの)だったので、より「魔笛」の奥深い面が理解できたように思います。こちらも先生には感謝申し上げます。初日のオペラ鑑賞からはじまり、今年も心ゆくまで楽しい語らいを満喫した思い出多き2日間となりました。遠い所ご参加頂きありがとうございました。また次回もこの様な機会を持ち、新たなエネルギーと大いなる刺激を皆さまから頂きたいものだと心から念じております。皆さま、本当に有難うございました。オペラ・ブッファ、ジングシュピールと続いたモーツァルトのオペラ、次回からはいよいよ、オペラセリアのジャンルに入ります。「イドメネオ」「ティートの慈悲」と続けて行く予定です。趣向を凝らして、又1年かけて準備して行く所存です。どうぞご参加くださいね♪♪♪

またの再会の日を楽しみに〜♪

2013年6月 加藤浩子先生を囲んでoperaを楽しむ会第4弾!

「後宮からの誘拐 in 軽井沢」

モーツァルトハウスが緑一色に包まれ、木々の緑が爽やかな風にそよぐ頃、今年も加藤先生ご夫妻を囲んでオペラを楽しむ集いの会に東京から仲間が笑顔で集まって来てくれました。モーツァルト青春の傑作オペラ「後宮からの誘拐」を楽しむ会の始まりです。

photo:小倉

☆梅雨の時期ながら、お天気はまずまず・・開始時間前には皆さまの元気なお顔が次々と揃いました。
まずは「後宮からの誘拐」バイエルン国立歌劇場、カール・ベーム指揮から鑑賞を始めました。

(DVD紹介)ベーム指揮、演出アウグスト・エファーディング、装置・衣装デザイン:マックス・ビグネンス
コンスタンツェ(エディタ・グルベローヴァ)、ブロンデ(レリ・グリスト),ベルモンテ(フランシスコ・アライサ),ペドリロ(ノルベルト・オルテ),オスミン(マッティ・タルヴェラ),太守セリム(トーマス・ホルツマン)1980年4月ミュンヘン国立歌劇場におけるライヴ収録
ベーム85歳の指揮で、出演者は当代最高の面々。ベーム最期の映像である。演出はとても自然で、歌手の歌に、又音楽に素直に入って行く事ができ、いつも愛聴しているDVDの一つです。


グルベローヴァの歌唱は表情が豊かだし、テクニックは完璧で、素晴らしいの一言。この公演でも劇的な大アリア「いかなる拷問が」の後、聴衆の大喝采が止まらず、再度舞台に戻る場面もありました。
「夜の女王のアリア」も高い技術のコロラトゥーラが求められますが、3曲も高いレベルのコロラトゥーラを要求されるこの役柄こそ、モーツァルトのオペラの中で一番難しいのではないかと思ってしまいます。グルベローヴァはテクニックだけではなく、心で歌い、その表情は無類の美しさです。
今回参加者にグルベローヴァと同じ年生まれの男性が2名程おり、33年前のライブだけに、若かりし頃の自分を懐かしむ哀愁と、今現在を愛おしむ気持ちから、ぐっとグルベローヴァが身近な存在に思えたようです(勝手な憶測でスイマセン)

ブロンテ役のレリ・グリストも上手だし、2人のテノール、またオスミン役もはまり役で、このDVDを最後まで堪能し、その後、先生のご提案で、「2006年ザルツブルク音楽祭の最大の問題作」のシュテファン・ヘアハイムが現代風の演出にアレンジして話題を集めた「後宮からの誘拐」を観てみようということになりました。
音楽は元のままですがセリフ、つまり物語は全く別物。太守セリムは登場せず、トルコ風な要素も皆無。ヘアハイムの奇抜な演出に一同驚きで、物議を醸しました。クラシカジャパンの放送でのコメントで、こんな演出を嘆く海老澤敏先生の表情だけがやけに私には印象に残りました。評判は聞いていたので、今まで敬遠していたものですが、今回「怖いもの見たさ」で観てみましたが、一度観たらもう結構という感想は拭えません。
最後は演出論で一時ちょっと盛り上がり、まずは鑑賞会は終わりとし、ここからは美味しいワインとお喋りの楽しい宴の始まりです。

2日目の幕開けは、朝吹氏による「モーツァルト四方山話/私のモーツァルト」。モーツァルトハウス初めての試み、お話とCDなどを盛り込んだ1時間半ほどのカルチャーです。


ランチには峠の釜めしを頂き、昨夜の「オペラの余韻」と「私のモーツァルト論」でお腹も心も一杯に充たされました。
2日間に渡って楽しんだモーツァルトハウスでの集いの会。「後宮からの誘拐」のフィナーレのメロディと、今年も心ゆくまで満喫した楽しい語らいと、先生のいつも変わらない溌剌としたお姿、そして2日目の朝、輝く日差しの中、緑に包まれながら聞いた、心に残るお話とCDなどなど、かけがえのない思い出多き2日間となりました。遠い所ご参加頂きありがとうございました。また次回もこの様な機会を持ち、新たなエネルギーと大いなる刺激を皆さまから頂きたいものだと心から念じております。皆さま、本当に有難うございました。またの再会の日を楽しみに〜♪

今年も写真提供は殆どが小倉さんです。ありがとうございました。

photo:小倉



photo:T&K

2011年10月 錦秋の調べ

モーツァルトハウスが錦秋色に染まったある秋の昼下がり、素敵なコンサートを開くことが出来ました。
地元でクラシック音楽を牽引している4人のお仲間に来て頂き、モーツァルトの調べを演奏して頂きました。
コンサートは和やかな雰囲気で始まり、演奏中はみんな熱心に聴き入っていました。演奏者それぞれの方たちの熱演に思わずこちらも力が入ります。秋晴れにも恵まれ、周辺の木々の紅葉も目に美しく映え、音楽と相まって名実ともに「錦秋の調べ」を満喫した素晴らしい幸せな一日でした。♪☆♪☆♪☆



コンサート風景
(ムジカ・エマセネポーの皆さん)


秋らしいお花や実がお部屋を彩ってくれました


〜丁度紅葉も見頃となりました〜

こうして軽井沢の秋も「モーツアルトの調べ」と共に深まってゆきます♪♪☆♪♪☆

2011年7月 加藤浩子先生を囲んでoperaを楽しむ会第3弾!

「コジ・ファン・トゥッテ in 軽井沢」

モーツァルトハウスが緑一色に包まれ、木々の緑が初夏の爽やかな風にそよぐ頃、今年も加藤先生ご夫妻を囲んでオペラを楽しむ集いの会に東京から仲間が笑顔で集まって来てくれました。モーツァルト、ダ・ポンテオペラの三作目「コジ・ファン・トゥッテ」を楽しむ会の始まりです。

☆梅雨時にもかかわらず、お日様が時より顔をだし、庭に植えたモーツァルトのバラもちょうど咲きはじめ、目には緑、耳にはひときわ小鳥のかわいいさえずりが聞こえました。♪♪♪


♪「コジ・:ファン・トゥッテ」は、昔も今も変わらない男女の愛憎を中心とした心理劇的要素がテーマの作品なので、現代にも通じることが多く、それゆえ解釈の仕方も様々で演出家にとっても面白く、人気のあるオペラである。そのような訳で、最近は現代の風景を舞台にスーツやミニスカートを身に着けた歌手たちが動き回っていることが普通で、あまり違和感を感じないのも不思議な気がする。

ただ、そこに存在する音楽は、ステージの様相がどんなであろうと誠に素晴らしく、そこがモーツァルトのオペラのすごい所であり、他の作曲家とは全く異なったはるか高いレベルに到達したオペラであることを改めて認識させられる(私共は相当なモーツァルトひいきなのであることは間違いないのです!)。
一作目の鑑賞は、バルトリ人気のせいかまずは、チューリヒ歌劇場、アーノンクール指揮、チェチーリア・バルトりの2002年2月のDVDからj始まりました。他にアグネス・バルツァ(デスピーナ)やリリアナ・ニキテアス(ドラベッラ)ロベルト・サッカなど名歌手揃い。バルトリの安定感と迫力のある歌声と、最後は横一列に座り、それぞれの頭の上に白く雪が降り積もっていっていくというなんとも意味深な演出で終わり、みな拍手でした。演出はユルゲン・フリム。

その後は先生ご持参のピーター・セラーズ演出や、ベルリン歌劇場でのバレンボエム指揮、男性は背広姿で飛行機で出張にでかける現代もの等を、ここからは、ワインと楽しいお喋りを始めながらの〜ながら鑑賞〜となりました。

話題はついこの前のメトの引っ越し公演になり、ダムラウ(ルチア役を主演)が話題になり、そこで、急遽、「魔笛」の夜の女王のアリアを、ダムラウやデセイの歌で観て大いに盛り上がりました。楽しい語らいは夜遅くまで続き、持参頂いた銘酒揃いのワインは次から次とからっぽになっていったのでした。

photo:小倉


♪2日目に鑑賞したのは、生誕250年に上演された作品(M22:ホーネック指揮)でシンプルな舞台にも関わらず、珠玉のアリアで満ち溢れ、ナポリを舞台に南の明るい太陽を感じる美しい映像と音の響きで、大変好評なDVDでした。前日観きれなかった部分を大いに楽しみました。

今回の昼食は「星野温泉」村民食堂。
名残惜しみながら、みなさまとのお別れとあいなりましたが、またどこかのコンサートホールでの再会がきっとある事でしょう!

モーツァルト、ダ・ポンテオペラ三部作はこのように3年間続き、一応三作終了となりました。
季節は1作目の「フィガロの結婚」は5月、2作目「ドン・ジョヴァンニ」は7月、そして今回と、新緑と初夏の軽井沢を舞台にあっという間の3年間でした。
1回目からの参加の方から、今年が最初の方まで、ご参加頂き、みなさま本当にありがとうございました。

また趣向をかえてご案内させていただく日がきますように。またその節には、どうぞご参加ください。

またの再会の日を楽しみに〜♪

2010年7 加藤浩子先生を囲んでoperaを楽しむ会第2弾!

♪♪「ドン・ジョヴァンニ in 軽井沢」♪♪

♪ルネ・ヤーコプス指揮、フライブルク・バロック・オーケストラ

「ドン・ジョヴァンニ」ウイーン版 演出:ヴァンサン・ブサール

☆軽井沢が緑濃くなった初夏のとある日、東京からオペラ好きな仲間が集まって、賑やかにモーツァルトのオペラを楽しみました。集まった皆さんのもう一つの楽しみは日頃お忙しい音楽評論家加藤浩子先生ご夫妻を囲んでの軽井沢での楽しい語らい!鑑賞するオペラは、前回の「フィガロの結婚」に次ぐお待ちかねの「ドン・ジョヴァンニ」!

皆様の宿泊先は、クラブハウス4室、エクストラとしてモーツァルトハウスお隣のコテージも加わり、全部屋貸切となり、総勢17人の参加となりました。

先ずは、2006年ヤーコブス指揮、バーデンバーデンオペラ劇場で上演の「ドン・ジョヴァンニ」から。加藤先生とびきりお薦めの「ドン・ジョヴァンニ」です。

序曲がまず素晴しかった!音にびっくり!それから新しい試みも!モーツァルトが台本に「若い騎士」とわざわざ指定していたというところから、ドン・ジョヴァンニ役を演じたのは若干26歳のヨハネス・ヴァイサー。レポレロはマルコス・フィンク。この2人はっきりとした年齢差を感じます。レポレロはドンジョヴァンニを諭すという父親的な存在なのだそうです。衣装も、舞台も歌手もとてもキレイ。何といってもモーツァルトの音楽が素晴しく聴こえるような演出になっていること。コレがとても大事な事に思えます。全体的にとてもよくまとまっているとは、実際に観た先生のご感想。

同じ2006年のモーツァルトイヤーのザルツブルグ音楽祭で上演(ハーディンク指揮:ハンプソン主演・クシェイ演出)のものと比較すると、圧倒的にヤーコブスの方に軍配があがったそうです。ザルツの評判は悪かったんですね。ダルカンジェロとかスター歌手揃いなのに。両方ご覧になった先生がご感想を話してくれました。

次に観たのは、2008年のザルツの夏の音楽祭のDVD。クラウス・グート演出で、真っ暗な林の中が舞台で、舞台が暗すぎて折角の豪華なキャストなのに勿体無い思いに。アンネッテ・ダッシュ、ドロテア・レシュマン、エカテリーナ・シウリナ等3人の女性役は歌はみんな上手なので、もっと違う演出で歌を生かして欲しかった。この映像は皆さんからも色々と不満が聞こえました。

最近は満足のいく演出はなかなかないものだなと言うのが印象です。最後に先生がチューリヒ歌劇場でのバルトリの歌を聴かせてくれました。バルトリがドンナ・エルヴィーラ役で歌ったものです。拍手喝さいでした。テンポもゆっくりでエルヴィーラの心情を完璧に歌い上げていて心から陶酔でき、これでやっと私達も満足できました。

最後はバルトリの歌で盛り上がり、ひとまず鑑賞会は終わりとし、ここからは美味しいワインとお喋りの楽しい宴の始まりです。

photo:小倉

モーツァルトをこよなく愛する人たちと、時の経つのを忘れて「ドン・ジョヴァンニ」漬けで過した、贅沢な時間でした。

次は残るダ・ポンテ3部作の最後「コシ・ファン・トッテ」!これもできたらいいな〜!色々な映像で見比べたらきっと楽しいだろうな〜。今から待ち遠しい感じがします。☆

今回、ご参加の皆様にはクラブハウスロビーに展示中の福田さんの絵の鑑賞もして頂けました。

☆鑑賞された方々です

♪翌日も梅雨の晴れ間!午前中はしばし音楽談義を楽しみ、前日に続いてまたまた「ドン・ジョヴァンニ」のDVD鑑賞となりました。

2002年?エクサン・プロヴァンスでハーディンクが指揮をして比較的好評を博したというマッテイ主演のもの。舞台がとてもシンプルで分かりやすく仕上がっています。余計な物がないので、モーツァルトの音楽に集中でき、それが心地いい感じがします。色々な物を観た後はこういったシンプルさがかえってとても新鮮!

その後モーツァルトハウスを出発して、お蕎麦屋さんで昼食をとり、中軽井沢の内村鑑三記念館「石の教会」へ。

ホテルブレストンコートで一休みして、夕刻皆様とは軽井沢駅でのお別れとなりました。

ご参加の皆様のお蔭で、この様に第2回目の「オペラを楽しむ会」も楽しく幕を下ろすことができましたました。遠い所をお出で頂き、ありがとうございました。

先生はじめ、ご参加の皆様とは、モーツァルト愛好会や、モーツァルトの各講座、またコンサートやオペラ等のホールでの再会がきっとあることでしょう。

またの再会の日を楽しみにしております〜♪

 20010年6月 〜大勢のモーツァルト仲間が絵の鑑賞にみえました〜

☆皆さんが福田さんの絵の鑑賞を楽しまれました!

午後はTさんが持ってきてくれた「野ばら」という懐かしい映画を鑑賞しました。

1957年に製作されたものですが、ハンガリー動乱の時に戦災孤児となった少年が、あるきっかけでウィーン少年合唱団に入ることになり、いろいろ紆余曲折を経て成長していく様を描いています。アルプスの山並みを映す美しい風景と、ウィーン少年合唱団の美しい歌声を背景に、人々の思いやりの気持ちや、音楽の持つ力を、素朴にしかも力強く描いた作品でした。現代では忘れられたものを思い起こさせてくれるような気がしました。

その後は、参加者による飛び入りコンサート。今回は何とピアニストが3人も揃いました!!トップバッターはTさんのモーツアルト「キラキラ星変奏曲」・・ウムム・・なんとも素晴しい演奏で大きな拍手でした。忙しい合間をぬっての練習はさぞかしハードではなかったかと思われるほどです。

次のSさんはお馴染み、ケルビーノのアリア「恋とはどんなものかしら」・・よくぞ挑戦してくださいました。みんながこの曲に刺激をうけ、感動していました。

合間で演奏しました小生の笛は大変な雑音となってしまい、申し訳ありませんでした。

最後はFさんの「春への憧れ」、明るく弾むような曲で、季節にぴったりで、感動しました。

昨年のSさんの演奏に刺激を受けて、他のお2人には、ここまで挑戦して頂けた事、大変嬉しく思います。是非次回もご披露下さい。またこれに続く新しい方のデビューも楽しみです。☆

会食前の最後は、Mさんによる「ドナウの旅・ザルツブルグ編」鑑賞で締めくくりました。

そして、ささやかなホームパーテイで皆さんとの歓談を心行くまで楽しんだ次第です。

 「モーツァルトゆかりの地を巡る旅」
☆この日鑑賞した人々

ようやく咲き始めたモーツァルトのバラ♪

 20010年5月 〜春風にのって〜モーツァルトの調べ  

   ☆W.A.モーツァルト:フルート四重奏曲第1番 二長調K285より アレグロ

   W.A.モーツァルト:ディヴェルティメント NO.2 E439b

   出演:山口直美(フルート) 斎藤明子(ギター)


☆この日は、「オナーズヒル軽井沢クラブハウスロビー」で現在開催中の福田さんご夫妻の絵の展示会のレセプションの前日ということで、仲間達と福田さんを囲んでの前夜祭となりました。初めに地元でご活躍の演奏家お2人をお招きして、ミニコンサートをして頂きました。春の風に相応しいフルートの音色と珍しい十弦ギターの響きが重なって、モーツァルトのどこまでも美しいメロディが流れ、心癒されるひと時となりました。

集まった人達は、福田さんご夫妻を祝おうと東京から来てくれた愛好会の仲間6人、オナーズヒルの音楽仲間のご夫妻2組、それに喜美子の友人3名と演奏家の方を加えて総勢18人。

ミニコンサートの後は恒例のワインとお食事付きの、和やかな談笑の場を心ゆくまで楽しみました。♪

20010年5月  ミコンサート 第2弾! 

  小さなヴァイオリニストを迎えて 

  ☆今回はモーツァルトのコンチェルトを初演奏してくださいました。

  ありがとうございました。♪

 昨年に引続き登場の小学生のMさんが、私達のたっての希望であるモーツァルトの曲をご披露してくれました。それも何とヴァイオリンコンチェルト:第3番!!なのです。ピアノを担当されたお母様との息もぴったり、素晴らしいコンチェルトでした。そして何よりも純粋でひた向きな演奏姿勢に、思わず胸が熱くなるような気持ちにさせられました。

圧巻はカデンツァ・・今回は第1楽章でしたが、その堂々たる演奏に、次は是非第二・三楽章もと思わざるを得ません。Mさんの演奏後、同席されていたピアノの先生でいらっしゃるSさんのもと、Mさんの弟さんが急遽ピアノの公開レッスンを受ける事になりました。とても微笑ましく、名ピアニスト振りを予感させる風景でした。

この感動を又来年も味わいたいと思います。♪

2009年10 ♪モーツァルト♪と紅葉を楽しむ会

♪♪「第3回モーツァルト愛好会  軽井沢親睦会 ♪♪


177年11月8日モーツァルトの手紙から
(海老澤敏訳)

心配されたお天気にも恵まれ、紅葉の見ごろもバッチリ!そんな秋たけなわのとある日、東京からモーツァルト仲間を迎えて軽井沢で賑やかに親睦会を楽しみました。遠路お集まり下さいました皆様、心よりお礼を申し上げます。

今回は、まず50年前の貴重な音楽映画、「彼らに音楽を」(ハイフェッツが登場)の映画鑑賞から始まり、チェロ演奏あり、出勤前の早朝レッスンの成果で見事なモーツァルトのピアノソナタK545の披露となったピアノ演奏あり、またまた、イタリア足跡旅行ヴェネチァ編をヴィヴァルディの「ピッコロ協奏曲」にのせて貴重なお話をしてくださる方あり、はたまたフルート演奏の飛び入りやらチェロ、フルートの二重奏などなど・・盛りだくさんの楽しい内容となりました。

山の早い帳が下りた頃からは、美味しいお酒とご馳走で、楽しいホームパーティのはじまりです。遥か広島まで出かけて入手し、持参してくださった、あのドン・ジョヴァンニにでてくるマルツェミーノ酒も味わいながらの楽しい音楽談義が夜の深まりと共に続いてゆきました。

翌日も快晴高原の明るい光の中で目覚め、ときたま野鳥のさえずりも聞こえます。紅葉を楽しみながら、モーツァルトを聴き、歓談が続きました。


昼過ぎにはモーツァルトハウスを出発し、軽井沢駅近くの蕎麦やで本場の信州蕎麦を賞味・さすがに美味!昼食後は近くの、秋は真っ赤なもみじで有名な景勝地「雲場池」へ。

夕刻、皆様との別れを惜しみながら軽井沢駅での解散となりました。

音楽の素晴しさ、モーツァルトを聴く喜び、そしてモーツァルトで結ばれた仲間がいる幸せ・・こんな事を感じながら、懇親会も幕を下ろしましたが、今回は新たな感慨がありました。それは、モーツァルトを弾きたいと懸命にレッスンを積むことへの憧れ、そしてそれに向かって一歩を踏み出す勇気、そんな明日への元気を仲間からもらった貴重な2日間でもありました。終わってみると、誰もが、さ〜私も頑張ってみよおっと!

チェロの柔らかな響きを聴かせてくださいましたMさん、ピッコロの貴重な名曲と共に素晴しいお話で盛り上げてくださいましたIさん、そしてチャーミングな演奏と共に私達に、明日への一歩を踏み出すきっかけを与えてくださったSさん、また、持参のDVDやCDで魅力的な話題作りをしてくださいました皆様、改めまして大変感謝です!ありがとうございました。♪


「モーツァルトの音楽は若い頃より、人生経験を多く積んだある年齢からその良さがよりわかるのでは・・・」これは元代表Fさんのお言葉だそうですが、「皆様にとってはどうでしょうか?」と編集長Iさんより提起されたテーマでもあります。次回はぜひこのことについて意見交換したいものです。それも楽しみに・・・

それでは、これからも愛好会でより一層皆様との絆を深めて行くことを念じながら・・・。♪

                               -THE END-


2009年8月  ミコンサート 

  小さなヴァイオリニストを迎えて !  

8月の初旬、同じオナーズヒル内に家を持つ、Gさんのご家族とKさんご夫婦がモーツァルトハウスを訪れました。Gさんご家族は息子さん夫婦、そしてそのお孫さんお2人の総勢6人です。Gさんのご家族は皆さん揃って音楽大好きな方々で、若奥様はピアノを弾き、そのお嬢さん(お孫さん)は小学4年生でヴァイオリンを弾きます。

その日はお母様の伴奏でお嬢さんがクライスラーの曲を演奏しました。力強く新鮮なヴァイオリンの音色が、緑に囲まれたモーツァルトハウスに響き渡り、その熱演に感動しました。あくる日はサマーフェスタでの出演となる為、良いリハーサルにもなり、又それに立ち会えた私達は幸運であったと思われます。

又、その後にはフルートを吹くKさんが、やはり若奥様の伴奏で「ドップラー作曲:ハンガリー田園幻想曲・第1楽章」を演奏しました。ぶっつけ本番ではありましたが、ピアノとKさんのゴールドフルートの美しい音色が、近づく秋を連想させる様な深遠とした雰囲気を醸し出していました。

ちなみにこの曲は、昔(昭和30年前後)NHKラジオで放送された子供向け番組:HNK新諸国物語シリーズの内の「笛吹童子」の番組中、BGMで使われた曲です。(あの「ヒャラーリ・ヒャラリーコ」のメロディーはテーマ曲ですが・・)それにしても昔は子供番組にクラシックの名曲をBGMに使っていたんですねー・・曲が東洋的で物語の雰囲気に合っていたとは言え・・。とにもかくにも、楽しくも貴重な夏の日の一日となりました。

Gさん、Kさん、またどうぞ起こし下さい。次はモーツァルトを聴かせてくださいね。

楽しみです♪


「演奏した人々」もご参照ください♪

2009年5月 operaを楽しむ会 

♪♪「フィガロの結婚 in 軽井沢」♪♪

 軽井沢が爽やかな新緑の季節を迎えた5月のある休日、東京からオペラ好き、モーツァルト好き十数名が集まって、モーツァルト「フィガロの結婚」のDVD鑑賞会付きの集いの会を楽しみました。

 集まった仲間達の楽しみは勿論フィガロの鑑賞!といいたい所ですが、実はお忙しいお仕事の合間をぬって参加してくださった音楽評論家加藤浩子先生ご夫妻をを囲んで過ごす楽しいひととき!

それぞれ持ち寄ったDVDを幕ごとに映像を取り替えて見比べたり、お洒落な演出を見つけては感激したり・・すっかりモーツァルトのフィガロの世界へ・・・  


      

この日評判になったパリ・オペラ座(2006年)カンブルラン指揮の「フィガロの結婚」


さてオペラの後のお楽しみはホームパーテイ!

「ドン・ジョヴァンニ」に登場する「マルツイミーノ酒」の差し入れもあり、初めて口にするその甘い赤のスパークリングワインのおいしさにしばしうっとり〜♪

  

2時から始まった鑑賞会とホームパーテイもいつしか真っ暗な夜の帳となり、11時近くに幕となりましたが、皆様の宿泊施設は歩いて2.3分のところ、終電も気にならず、森の静寂のなかで、気のおけない音楽仲間との語らいを軽井沢の夜が深けるまで楽しむ事ができました。

翌日は快晴午前中は、パラソルを立てたテラスでひとしきりお喋りをした後、付近を散策し新緑の中、緑のオゾンを一杯に浴びました。

この日のモーツァルトハウスは、モーツァルトの音楽と賑やかな笑い声に包まれました

  

夕刻には解散となり、新幹線で家路に向かう皆様とは、フィガロの余韻を残して、東京での再会を又の楽しみとしてのお別れとなりました。初めての試みでしたが楽しく終わる事ができ、有り難うございました。

次回もぜひご参加くださ〜い♪

1999年ベルリン国立歌劇場、指揮ダニエル・バレンボエム。

        出演:ルネ・パーペ、ドロテア・レシュマン、ロマン・トレーケル他

        こちらも好評でした!

2009年5月 Fluteアンサンブルを楽しむ会

 今年もFlute仲間の友人が集まりアンサンブルを楽しみました。

 「J.S.Bach:en sol mineur BWV 1029 in g-moll」その他の曲を吹いて楽しみました。