(2014年10月~

軽井沢 Mozarthouse News




2016年11月 加藤浩子先生を囲んでoperaを楽しむ会第6弾!

「イドメネオ in 軽井沢」

錦繍に染まる軽井沢で久しぶりにオペラの会を開くことができました。オペラの会を秋に開くのは初めてのことでした。今回のオペラは「イドメネオ」。モーツァルトがウイーンに進出する大きな足掛かりとなった重要な作品です。ミュンヘンの宮廷から依頼されザルツブルクから意気込んでミュンヘン入りしたモーツァルトでしたが、台本は不完全でザルツブルクにいる台本作家のヴァレスコに何度も手紙を送り修正を繰り返しながら完成させた作品。直接本人のヴァレスコに不備な個所の訂正を求めると気位の高い聖職者であるヴァレスコが怒り出すのではと、父親のレオポルトを通して交渉したという気の遣いようでした。これらの手紙は今も残っていて、それを読むと若いモーツァルトがヴァレスコよりもはるかに良く舞台の実務について知っていたとわかるのほどだそうです。

オペラブッファ、シングシュピールと続いたオペラ観賞会もいよいよオペラセリアのジャンルに入りました。その1作目「イドメネオ」の観賞DVDは、豪華な歌手陣が登場するメトロポリタン歌劇場(1982年レヴァイン指揮)で上演されたもの。なかなか観る機会のないオペラだけにみなさん熱心にご覧になっていました。
Mozarthose   News にも掲載)

今回の参加者には、ニューヨークから帰国したばかりの方も含まれていて、「ドン・ジョヴァンニ」、「トリスタンとイゾルデ」など5つのオペラをメトで鑑賞し、おまけにロッシーニの「ウイリアムテル」のドレス・リハーサルまで観て来たというので、そのホットなお話を聞いて盛り上がりました。丁度我々もこの「イドメネオ」のDVDでメトの舞台の素晴らしさに触れたばかりなので、羨ましさもひとしおでした。これからのライブヴューイングでの鑑賞を楽しみにしたいと思います。「ドンジョヴァンニ」は12月に上映されます。(12/3(土)~9(金))

エレットラの最後のアリアは迫力があり、このオペラの大きな呼び物ですが(魔笛の夜の女王のアリアのように)、このDVDでのヒルデガルト・ベーレンスもなかなかのもので、観る側にも力が入ってしまいます。とても印象に残ってしまい、最後にネトレプコがこのアリアを歌ったDVDがあったので(2006年ザルツブルク祝祭劇場でのガラコンサート)それを観てこの日は終わりとなりました。秋の夜長を美味しいワインをたくさん飲んで皆さまとのお話も弾み、こうして更けてゆきました。

翌日は、参加者であるワイン通の方に便乗して、ワイナリー「RuedeVinリュード・ヴァン」へ。ぶどう畑を散策し、カフェ&レストランで昼食とし、新幹線で東京方面、湯田中方面にお帰りの方々を上田駅までお送りし、ここで解散となりました。折角の信州なので温泉につかって帰ろうという加藤先生を星野温泉のトンボの湯までお送りし、そこで先生ともお別れとなりました。

ちょっと余談ですが、この様に近年はワイン用のブドウ栽培が行われるようになって来て日本のワインの質も向上し、世界的にも認められるワインの製造が出来て来たそうです。長野県もワインづくりには適している土地だけに、輸入品に負けないワインづくりのこれからに期待したいですね。
こうして続けてきたモーツァルトのオペラ作品の観賞会ですが、残るはセリア「皇帝ティ-トの慈悲」。今回の「イドメネオ」で思いましたが、日頃あまり接する機会のない、上演されることの少ないモーツァルトのオペラをこうして鑑賞するのも、モーツァルトをより知って貰う意味でも意義のある楽しみ方かなと思いました。「ティートの慈悲」の観賞会へ向けていいDVDをこれから探して準備をし、次回も楽しいモーツァルトオペラの観賞会が出来たらと思っています。

ご参加の皆さま本当に有難うございました。またお目にかかる日を楽しみにしております!!

2016年7月 初夏の爽やかコンサート in Karuizawa2016  2016.7/8(金)14時開演
出演:原佳大さん(ピアノ)、ムージカ・エマセネポーのお3人・斎藤明子さん(ギター)、小平真司さん(クラリネット)、山口直美さん(フルート)
清水真希子さん(紅茶ブレンダー・「TEE HAUS MOZART」主宰)

雨という天気予報も幸いモーツァルトさんのご加護かすっかりはずれ、深緑の初夏に、木々がそよぎ小鳥がさえずる中、今年も素敵なコンサートを開くことができました。お出で頂きました皆さま有難うございました。また演奏家の皆さま、素晴らしい演奏を有難うございました。又スペシャル・トークと美味しい紅茶を提供してくださいました清水さん、有難うございました。SOA講座「音楽サロン モーツァルトの食卓」の素敵な受講生の皆さまとは更に交流を深める機会を頂き、本当に感謝しております。地元軽井沢からも我々の知人も駆けつけてくれ、賑やかな愉しい思い出の一日となりました。

当日プログラム

斎藤明子さんのギターによる「アルハンブラ宮殿の思い出」のプレコールで始まったこの日のコンサート、第1部は地元軽井沢周辺各地でクラシック演奏活動を繰り広げるムージ・カエマセネポーのお三人による演奏。第2部は原佳大先生による「モーツァルトさん!今日もアレグロですか?」、第3部、清水真希子さんのトーク「紅茶を飲みながら食べる効用」と、楽しく盛りだくさんでお届けしました。当日の司会は茂木和行先生で、名司会ぶりも楽しませて頂きました。

リハーサル風景(エマセネポー)と原先生のコンサート風景

小鳥もモーツァルトの音楽に呼応し、ピアノソナタの最中は負けじと大合唱でした。山中ならではの現象に一同ビックリする場面も!小鳥のさえずりも「アレグロ」だったのは言うまでもありません!

Mozarthose   News 2016年7月9日、10日版にも紹介しております。こちらもどうぞ。

2015年7月 愉快な集いの会-2-!
初夏の爽やかコンサート in Karuizawa
2015
 大須賀恵里さん(ピアノ) 松田理奈さん(ヴァイオリン) ゲスト:田辺秀樹先生(お話)

前日までの長い雨模様の天候も回復し、すっきりとした快晴に恵まれたこの日、こんな高原の風にピッタリの爽やかなお二人の演奏家をお招きして素敵なデュオのコンサートを開催することが出来ました。お集まりの方々は総勢20人、晴れ渡った空の様に皆さん笑顔で集まってくださいました。

右は理奈さんのプレゼントされたという生誕250年記念の貴重なモーツァルトスカーフ

田辺秀樹先生のゲストによるお話から始まり、プログラムはオールモーツァルト。ピアノとヴァイオリンのためのソナタK379、ピアノとヴァイオリンのためのソナタK454、ロンド K373、ロンド K269、以上4曲を熱演してくださいました。


久しぶりにモーツァルトハウスにもたくさんのお客様をお迎えでき、コンサートの後の歓談の場では、ソプラノ歌手の川口聖加さんの素敵な歌と、田辺先生のピアノ伴奏が楽しさを添えてくださいました。モーツァルトさんで得られた「縁」をこれからも大切に大切にして行きたいと思いました。又この様な楽しい会を企画して行けたらと思いました。皆様のお陰です。又お会いできる日を楽しみに~。有難うございました。Mozarthose   News にも掲載しています。

2014年10月 愉快な集いの会-1-!

「mini コンサートin 軽井沢」 歌(ピアノ伴奏付)&フルート・ピアノのアンサンブル

秋の深まりを感じ始めたある日、ここ軽井沢モーツァルトハウスに於いて、素敵なミニコンサートをすることが出来ました。
翌日は同じ敷地内の友人宅で、窓からの浅間山の絶景を眺めながら楽しい歓談の時間を過ごしました。お話は尽きず和やかに本当に楽しい時間でした。