1756号室

1月末位から、膝の甲が痛み出して、左から、両足、右足と移り、とうとう腫れあがって痛みに耐えられず、近くの整形外科のクリニックで診てもらった所、「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」との診断で、抗生剤と痛み止めが出されました。何やら難しい漢字のこの病気は、皮膚から細菌が入って、筋肉や皮下脂肪で、炎症を起こしているとのこと。薬を続けても一向に痛みは治まらず、皮膚科、心臓血管外科など紹介状をもって3つの病院を駆けずり回りましたが、痛みは一向に治まらず、夜も眠れない程の痛みが続きました。
そうこうしているうちに、2月半ば過ぎになって、紫色の湿疹が両足に出だして、整形外科のクリニックの先生もこれはただ事ではないと、大学の附属病院の皮膚科に紹介状を書いてくださり、私はそれをもって、その足ですぐさま西新宿の大学病院に向かい、診断してもらった結果、絶対安静、速やかなる薬の投与が必要と言われ、翌日25日に入院させてもらう事にしました。

そして、入院生活、足かけ9日目の今日、3月5日に無事に退院することができました。薬がよく効いて、飲んで3日目には、発疹も、痛みも、腫れも、すっかり消えて、まるでマジックのようでした。先生曰く、薬だけではなく、安静が効いたのでしょう、とのこと。トイレ以外、ベットの上で安静にしていましたから、本当にこれが何よりの治療となったのかも知れません。数週間続いた複数の病院通い、不安、痛みで、身体もへとへとの状態でしたから。

💛耳慣れない病気になってしまいましたが、それでも、迅速な対応と、正しい判断、適切な治療などで、こうして元気に戻ってくることができました。が、今私が一番に思うのは、入院先は、17階B病棟、病室が1756号室だったこと。
最初は、わが目を疑いました。こんな偶然があるのだろうかと、驚きました。
でも、ずっと、見守ってくれていたのかな~、と今でも思います。ずっと、私に寄り添ってくれていたように、思うのです。♡♡今は、あの痛い所も苦しい所も嘘のようになくなって、モーツァルトさんのお陰かな、と。ありがとう♬


私にとって、1756号室で、食べては寝て、食べては寝て過ごし、心身ともに休養できたこと、そして元気になれたこの数日間のことはきっと、一生忘れられない思い出になるのだと思います。♬
暫くは、無理をせず、安静にと言われているので、だらだら、ぐうたらをして過ごして行きます。
早く、もっと、もっと元気を取り戻していきたい。♬♡

まだ、硬い蕾だったお向かいの白梅が、入院中に咲いていました。春になったのを知らせてくれています🌸🌸