安静にと言われても、ゴミ出し、三度の自分の食事の支度、洗濯だってしないと・・・と、やることはやっぱりある。その程度はいいですよと言われている。要は、現役の人で仕事に復帰すると、やはり無理をしてしまい、ぶり返したり、それを繰り返して、いずれ寛解していく病気とも、説明されている。
お天気のいい日の午前中は、庭に出て、15分くらい椅子に座って日光浴をしたり、お向かいの白梅を眺め、沈丁花の香りを楽しんだりと、そして、ここにモーツァルトの弦楽五重奏曲K516のアレグロが流れてきたら、気分も高揚して、この運命に身を委ねてみようかな~と、心もいつの間にか、穏やかになってくる。
退院を知らせたら、気の早い友達は「目黒川のお花見にいらっしゃいよ~」などとお誘いがあったが、そんなお花見に出かける自信など、今は全くない。
人混みも怖いし、長く歩くのも怖いし、あの痛みはもうこりごりなので、慎重に、慎重にと、思っている。静かに、ゆっくり、養生して、行きます。
💛今回の病気は、私に色々なことを教えてくれました。医学はすごいということ。適切な処置が運よく受けられたこと、自分の意思とは関係なく、病気にはなってしまうという事、健康より尊いものは、この世には存在しないこと、こんな当たり前のことに気づかされました。
私、生まれ変わったような気がしています。。