草津温泉には、何度も行っているのに、和風旅館に泊まったことはなかった。明治10年創業の老舗和風旅館「奈良屋」に今年は泊まってみた。温泉は、草津最古の「白旗源泉」を湯畑から引いているで、その源泉を湯守りがいて、守っているそう。そしてこの白旗源泉は、源頼朝が発見し、1193年8月3日に入浴したと伝えられる、歴史ある源泉とのこと。知りませんでした。
今までは、コンサートホールに近いホテルを定宿の様にして泊まっていたが、温泉がいまいちだった。それで、今年は温泉旅館にしようと思い「奈良屋」を選んだが、正解だった。
老舗らしい、行き届いたおもてなしに、安心感があった。お食事もお部屋も、申し分なし。大満足だった。30日にまた行くが、同じ宿にしている。
草津温泉を正午前に発ってきたが、軽井沢に着いたら、嵐の様なお天気、我が家に入った直後は雷も。近所に落ちたような凄い雷だった。今日は甲子園の決勝戦が2時からだったので、観ようと早めに帰ってきたつもりが、アンテナがやられてしまい、雷や雨が収まるまでテレビが映らなくなった。今年は、この様なすごい嵐が多い。先月は敷地内でも落雷にあい、修復に時間がかかっていて、この夏来られなくなっている知人もいる。
コンサートは、楽しみにしていた弦楽五重奏曲K516や、ピアノ四重奏曲K493、flute四重奏版のオペラ「ドン・ジョヴァンニ」、コンサートアリア、歌曲と、オールモーツァルトで、至福の時間を過ごした。特にK516の第4楽章の演奏に満足、消化不良を起こしていたのが綺麗に払しょくされた。K515と並ぶ五重奏曲の双璧だけに、本当に素晴らしい曲。
30日は、この音楽祭のクロージングコンサート。モーツァルトの交響曲「プラハ」で、幕を下ろします。
温泉まんじゅうを久しぶりに食べたが、小さくて、ふんわりして、あんこも程よい甘さで美味しい。まんじゅうも捨てたものではない。温泉まんじゅうは、ソウルフードですね。
咳もほとんどでなくなった。草津の湯は、酸性で殺菌作用も強いそうだから、きっと私の風邪にも効いてくれたのかも知れない。
落ち着いた、オシャレナな食事処で頂いたお食事もおいしかった。写真を載せておきます。
朝はここで、珈琲が頂ける
ちちや製の温泉まんじゅう
夕食処、目の前で、握ってくれるお寿司は、好みでいくらでも・・