いざ旅へ♬♡

新幹線でまた旅に出た。GWも始まっていて東京駅は凄い人、家族ずれ、カップルが多い。駅弁を買ったり、お土産を買ったり、みんな忙しそうにしているが、楽しそう。

旅ほど気分転換になるものはないと思っている、特に今の私には。現実からの逃避かも知れないが・・。今はまだ自分の足で歩けるし、手をひいてもらわずとも大丈夫。それができる体で今はいることを有り難いと思う。いつそれができなくなるかも知れない。明日のことは誰も予知できないから。

旅は人を成長させると、モーツァルトも旅について言っている。モーツァルト自身人生の三分の一を旅で過ごした人。旅を続けることで、絶えず見知らぬ人と接し、見たことのない土地からも刺激を受け、モーツァルトを成長させ、新たないい曲が生まれたのだろう。

ウィーンに移り住んだ1781年以降、亡くなるまでの10年間も素晴らしい曲を残したが、それまでは、旅の人モーツァルトから素晴らしい名曲が生まれている

かつて、著名なモーツァルト研究家の先生は「バッハは、ドイツの極限られて地域での人気者であったに過ぎないが、モーツァルトは、広く英国からイタリアの先まで、ヨーロッパ中に知れ渡った作曲家、音楽家であった」、と述べていた。

人生の三分の一を費やした旅は、ヨーロッパ全土にわたり、貞次さんはその地図を描いている。ヨーロッパは陸続きであったから、たやすく出来たのかも知れないが、馬車での移動はそれはそれは大変なものであったと想像に難くない。

気分転換に出掛けてきたはいいが、朝、まだすっかり目覚めていなかったのだろうか、階段につまずいて、顔を思いっきりぶつけてしまった。上唇がはれ上がっている。一体どうなるのだろう、足を挙げたつもりが上がっていない・・、よくあること、年のせいにはしたくないが、年を取るとはこんなことかも知れない。

家では、コードにつまづいたりする事故で骨折することもあるとよく聞くが、階段での事故も多い、気をつけなければ、弾みというのは、止まらない、両手がふさがっていると、とっさにつかまれないから危険。こんな程度ですんだことを、良かったと思うしかない。

こんな調子で始まった私の旅の第一日目、まだじくじくと、痛い。