コンサートのプログラムで、モーツァルトピアノ協奏曲第20番K466を見つけると、聴きに行こうかと思ってしまう。
今年になってから、2月にはサントリーホールで反田恭平を聴き、5月には大賀ホールで牛田智大でこの曲を聴いた。貞次さんが好きと言っていた曲だからである。
6月には、文京シビックホールで今度は小林愛実で聴くことになっている。こうして聴き続けることは、私の貞次さんへの追悼の意味でもある。これからもず~と。
大賀ホールの牛田さんの20番は、瑞々しく、溢れ出る情熱をぶつける若さがあって、私はその若さで元気を貰えた。注目のカデンツァは第1楽章はブラームス、第3楽章はベートーヴェンだと解説にあった。
今度行く文京シビックホールは、私は初めてのホール。東京フィルハーモニーのシリーズもので、”響きの森クラシック・シリーズ”で、2024ー2025は4回がセット券になっていたので、私はエイヤーで、セット券で買ってしまった。たまにはモーツァルト以外の名曲のクラシックもいいかな?なんて思ったのと、土曜の午後だし、どの回も中々の演目に名演奏家に名指揮者揃い。だから、来年3月まで楽しみである。
GWも終わり、少し落ち着いた静かな生活をと思ったものの、やっぱり連休の疲れが出たのか、さすがに週初めは体が動かず、講演会があったが休んでしまった。
もう若くはないから、疲れた時には休む、これが道理だと思うので、無理はしないことにした。
でも、ここの所は、楽しいことが続いているので、気分は悪くない。気力はあるのに、身体がついて行かないという事らしい。
貞次さんの命日も近い、来月6月14日に、これは本当に偶然だが、懇意にしているピアニストさんからコンサートのご案内があった。軽井沢の横領事件でお世話になった辯護士先生のお嬢様なので是非お伺いしようと思った。きっとお父上もご来場と思い、久しぶりにご挨拶もできる、期せずして命日にと思うと、きっと貞次さんの導きではと、思っている。
ご縁のある方とは、こうしてちゃんとご縁が繋がっていくんだな、と、しみじみと胸がいっぱいになった。