ご縁のある方とは、どこまでもご縁が繋がっている、、などと言ってしまったが、ご縁ほど不思議なものはない、自分の意思とは関係ない所で、発生するご縁もあれば、ご縁、ご縁と一生懸命になってもご縁のない時は、ないのである。
ご縁とは、まか不思議なもの、でもこの広い宇宙上で、こうして巡り会っていることが既にご縁の始まり。この年になって初めて出会い、そして言葉を交わして、そして親しくなる、これなども不思議と言ったら不思議。
長~い間、もう50年以上お付き合いしているのに、ある時からプッツンと切れてしまう事もある。ふとしたことが原因で。
私と貞次さんは、殆ど行動が一緒だったので、共通の友人、知人が多かった。夫婦でお付き合いしていたので、私が一人になったら、あっけなくお付き合いが終わってしまった人もいる。それは寂しい事だったけれど、意外とこういうケースは多いのである。でもその反面、私一人でも、今まで通り、いや今まで以上に懇意にしてくださる方もいらっしゃる。嬉しく思いながら、これこそ本当にご縁のある方なんだなと思う。
そして、もう一方で、心から嬉しく思うのは、貞次さんがいなくなった後に知り合った人たちのこと。私の寂しさを救ってくれるようなご縁である。
何かのきっかけで、知り合い、そして友達になる、この年ではもうあり得ないと思うような出会いもある。
色いろなご縁に感謝して、今もこれからもご縁を大切にと、思っている。