体調が思わしくないながら、モーツァルトはいつになく楽しんだ今年の夏。
草津では、カーサ・モーツァルトの中村さんからお誘いがあったおかげで、今年は中村さんと同じペンションに泊まらせて頂いたりした。ここは草津音楽祭の事務局の人たちのたまり場の様になっている所で、音楽監督代行の井阪さんや演奏家やスタッフなどが、コンサート終了後、ここで毎晩ワインを傾け面白そうな、耳寄りなお話をしている。井阪さんはイタリアから音楽祭期間中のこの為に20本ワインをすでにこのペンションに送っているそう。私もご相伴にあずかり、お話の輪に加えて頂き、嬉しい時間を過ごした。
コンサートは夕方からだが、昼間は公開レッスンもあり、オットービーバー先生の講演会もあった。出色だったのは、メゾソプラノ歌手のキルヒシュラーガーの公開レッスン、これを拝聴したが、宮廷歌手の称号を授けられるキルヒシュラーガーのような、国際的な歌手を草津に招くことができる井阪さんという方は凄いなと思っている。
コンサートのない時間は、白根や、志賀高原へのドライブにも連れて行ってもらった。今年は盛りだくさんな楽しみがあった。
田辺秀樹先生や、加藤浩子先生ともご一緒し、またモーツァルト協会仲間の方々、以前にツァーでご一緒した方などにもばったりお会いしたりと、嬉しい出会いや、再会もあった。
草津の街は、音楽祭期間中は、音楽に満ち溢れていた。こんなところで、高原の風を受けて涼しさを感じながら過ごした贅沢だった今年の夏、何時までも記憶に残る夏になるに違いない。
今はいない貞次さんだが、ずっと一緒に楽しんでいたような、いやそうではなく、きっと貞次さんが楽しませてくれているようにも思える日々。
草津音楽祭でご一緒した方々、本当に楽しかった。私一人では、決して味わえない夏を私に与えてくださって、本当にありがとうございました。またどこかで絶対にお会い致しましょう!
終了後はサイン会もある。フルートのシュッツさん、オーボエのインデアミューレさん。
キルヒシュラーガーの公開レッスン、素晴らしかった。
宿のカフェの水出しコーヒー、珍しいので頂いてみた。
草津温泉、湯畑
2週間開催した「草津音楽祭」もう44回目、夏の音楽祭の発祥の地だそう。