昨日は、モーツァルトのオペラのアリアを歌手を変えて聴き比べる会に参加して楽しい時間を過ごしてきた。
その後場所を変えて様々感想を語り合ったり、情報交換したり、親睦を深める二次会にも参加してきた。だいたい20人弱が参加するのだが、最近はこちらも楽しくなってきている。いろいろ人の話を聞くことは勉強にもなるし、精神的な刺激になるばかりではなく、私には脳の活性化にもつながっているような気がしている。
最初の頃は、一人でこのような会に参加するのに抵抗があって、しり込みをするところもあったが、最近はすっかり割り切れるようになってきた。私も少しだけ成長してきたのかも知れない。
イタリアンのお店と決まっているので、どうせ帰っても一人で食事をするだけだから、ビールを一杯飲んで(1杯以上は飲むことは殆どない)、ピザを数切れ食べて、願わくばサラダと何か美味しいお料理でもつまんで、その上モーツァルトの話ができるのだから、この際は参加して帰った方がいいと思えるようになったのは、随分な成長である。
帰りも荻窪や、吉祥寺迄ご一緒の方もいるので、帰りも寂しくない。私にはやっぱりモーツァルトがあってよかったと、しみじみ思っている。今更ではあるが。
昨日の二次会は、皆が「今までで一番盛り上がり、楽しかった」と感想が聞かれた会となった。私もそう思ったが、とにかくみんなが時間いっぱいに本当に楽しんでいた。そして、このまま夜を徹して語り合ったらいいだろうな~なんて声まで出た程だった。
徹夜で何か、と言うのは、政治論などで激論を交わして飲み明かすか、また徹夜でマージャンなどは聴くが、私はこのようなモーツァルトのことを夜を徹して話し込むなど、本当に珍しいのではないかと思った。昨日はそれほど参加者全員が楽しく、もっとこのままずっと話していたいと思ったのだ。
そこで、思い出したのが、軽井沢モーツァルトハウスでの音楽の集いの会である。「オペラを楽しむ会」「ホームコンサート」など、何度かしたが、終わった後の音楽談義、モーツァルト談義をして仲間と語り合った思い出がある。夜を徹してとまではいかないながらも、そこでは、電車で我が家に帰る必要もなく、宿泊がそれぞれ歩いて帰れるコテージやホテルだったので、時間を気にせずに夜が深まるまで、ワインを飲みながら語り合い、楽しんだ。
これらが、如何程楽しいものであったか、何度となく、こんな楽しいことが軽井沢でできたこと、これらをしみじみ思い出して、貞次さんとも、そんな思い出を語りあって、この日は私は家路に着いたのである。