お花見♪♡

久しぶりに、ここ何年もしていなかったお花見に行って来た。東京ではお花見のメッカとなった目黒川のお花見にである。

前日まで4日も続いて雨だったのに、当日は晴れて気持ちのいい一日に、今日の東京は午前中は冷たい雨。本当にラッキーだった。

綺麗な満開の桜の花に包まれながら、ぶらぶらと中目黒駅から、この川沿いのクライマックス、池尻大橋駅付近まで歩いた。

仲良し女子三人組の楽しいお花見♡♡♡
桜を堪能して、そのあとは、花より団子ならぬ美味しいお食事を頂き、沢山お喋りもできた。

今日の雨は、桜には冷たい雨かも。。

桜の頃思い出す歌、今日の雨でまた思い出した。
「春風の 花を散らすと みる夢は 覚めても胸の さわぐなりけり」、という西行の歌である。西行らしい、桜を思うあまりの歌と、私はずっと思っていたが、この歌は法金剛院の待賢門院を慕う歌と聞いて驚いた。私にはどうしても桜への思いとしか思えなかったけど。

待賢門院は、西行が慕う人で、失恋したので出家したとされているが、「花を散らす」が意味深で、春風~落花~夢だった~胸騒ぎ、と恋心だったなんて、想像すらしていなかった。

恋の歌だったんだ~。

何年か前に、京都の嵯峨野の麓、花園にある、法金剛院を、暑い夏の盛りに一人で訪ねたことがあった。待賢門院の肖像画が残されているお寺さんだったので、行ってみたかった。当時よく一人で行ったものだと思うが、住職さんに肖像画のことを尋ねたら、期間を限定して公開しているので、今はしていないと教えてくれた。
7月には、沙羅双樹、池には美しく蓮の花が咲き、また桜の頃も綺麗だという。

今度は、桜の咲く頃に行って、この歌を思い出し、桜を眺めてみたいものだなと思う。

(美しい人だなと、これを見て思ったが、今問い合わせたら、もう公開していないそう)

(法金剛院蔵の待賢門院像)「西行 白洲正子著」より