芸術の秋に思う

モーツァルトハウスニュースがリニューアルし、気持ちも新たにこれからも頑張って続けて行こう!と自分に気合を入れたいところですが、ここの所忙しく、時間に追われるような毎日を送っています。有り余る時間をどう使うかなど悩むことがないので、それを有難いと思うべきですね。
今週は、彼岸の入りの20日に、ごくごくご近所なので、歩いてお墓参りをすませました。ゆっくりと歩いて行くことが出来る、ほど良い距離で、有難い。明日の彼岸の明けにも、もう一度行ってみようと思っています。
知り合いのピアニストさんがコロナで延期していたリサイタルを、意を決して開くというので、お彼岸の中日、23日には赤坂見附にある「紀尾井町サロンホール」にいってきました。
モーツァルトの幻想曲が第1曲目に演奏されました。ニ短調K397です。きっと天上の貞次さんも一緒に聴いていると思い、胸が熱くなりました。短調なのに、ニ長調に転調して晴れやかに終わるという、転調の達人、モーツァルトならではの曲です。
家に帰ってからも、この曲を何人かのピアニストさんのCDで聴き、余韻も楽しみました。
教習所通いも始まり、予約を毎日入れているので、忙しさの理由はそこにあるのです。
講習で暫くは緊張も続きます。

昨日は、これも大事な友人の展覧会へ。「みらいパッケージ展」が渋谷ヒカリエであり、出かけてきました。
さまざまなに価値観が変わる今、未来に向けて環境の変化にも対応したパッケージを100名を超えるその道のデザイナーさんが描いたパッケージ展です。
ドローンで災害地に落とす食料品のパッケージなど、時代や、必要に応じた作品も多く、日常生活に生かせるアイデアもあり、勉強にもなり、楽しかった。
私の友人は、ワインを缶入りにして、ドローンで運べるパッケージを作品にしていて、私はとっさにワインのソムリエさんでもあり、ワインを愛するご主人に向けた彼女のさりげない愛を感じ、素敵だなと思いました。
変わりゆく渋谷の駅周辺を8階から見下ろしながら、京都のお茶屋さんのスイーツを頂きながらのおしゃべりも楽しかった。(2人で、食べる以外は、しっかりマスクをしています)

夕方帰宅したら、「俳句スクエア」という「俳句スクエア二〇二一年同人年鑑」が届いていました。贈ってくださった方は、私にとってはモーツァルトのお仲間と言って良い方ですが、こちらの編集長さんでもあり、俳句とモーツァルトをテーマにした寄稿文も載せていらっしゃって、マルチな才能の方です。
ページを捲ると、すぐさま「芸術の秋」の香りが漂い、早速寄稿文を読ませて頂きましたが、モーツァルトより112歳年長の芭蕉と、モーツァルト、道は違えど、芸術を究めるうえで、何かきっと共通点があるはず、それは何かといった、わくわくさせる内容に、思わず読み入ってしまいました。

「芸術の秋」は、まだ始まったばかり・・これからゆっくりと楽しみます。。。