新規感染者数が急激に減ってきています。どうしてなのかこれといった理由は分からず「考えられる」とか「可能性がある」とかばかり。複合的な理由とか、専門家たちからも、これといった答えは聞こえてこない。
以前、ウイルスも自壊するという説を唱えていた先生がいましたから、ウイルス自体が自然に自壊していっている可能性もあるのかな。始まりがあれば終わりがあるように、ウイルスの強さもピークまで達すると、力学的にも自然に下がってくれたらいいのにと思います。今はまた増えてこないようにと願うばかりです。これで安心してあまり堰を切ったように人々が動き回らないように。
今日の東京は冷たい雨で、暖房をつけたくなるほどの気温の低さ。せっかく綺麗に咲いていた庭の秋薔薇は、雨に打たれて首を垂れて可哀そう・・。秋薔薇は、香りもよく、小ぶり。これからの朝晩の冷え込みにも負けずに咲く健気さ、強さもあり、それでいて愛らしい。見習いたいものです。
💛今朗読で読んでいる作品は、重松清作の「きよしこ」。吃音の少年が主人公で、とってもいいものを持っているのに、人前では思っていることを伝えられず、自分を表現できずにいる少年を思うと音読していると可哀そうでたまらなくなる。切ないけれど、不器用ながらも、人々の支えのなかで成長していく姿を描いています。
誰しもが苦しさを抱えながら、それでも生きていく、一人ボッチではないんだと教えてくれる作品、心があったかくなる作品。私の好きな作品です。