コンスタンツェとモーツァルト

庭に咲く薔薇は、他はみんな終わったのに、コンスタンツェとモーツァルトの薔薇だけ、夫婦が仲良く咲いて楽しませてくれています。こんなのは今年が初めてです。

モーツァルトの薔薇は、近年よく知られていて、モーツァルトの仲間内でも植えている人も多いのですが、コンスタンツェの薔薇はあまり知られていない。
でも、れっきとしたモーツァルト夫人の薔薇として、2012年に、生誕250年を記念してドイツで命名されたもの。ヨーロッパ大陸の内陸の冬の寒さにも耐えるしっかりとした芯の強さを感じる優美な薔薇である。香りもよく、また葉っぱも光沢のある深い緑で美しく、おまめに病気にも強く頼もしい。なんかコンスタンツェという人物にも似たところがありそう。

その点、モーツァルトの薔薇は、可憐である。花自体も小さくて、でも塊になると、他にはない圧倒的な愛らしさがあり、思わず歌いだしたくなってしまう。

最後の力を振り絞って、二人してまだ咲いています。1月にもなれば、薔薇の木も葉っぱを落とすので、本当に今年の見納めです。来年もまた庭を華やかに彩ってくれるのを楽しみに待ちましょう。そんなことを考えながら、花瓶に指してみました~♪♬

コンスタンツェとモーツアルト