昨日の東京は、朝から冷たい雨が降り、気温も上がらず、何もなければ暖かな家で縮こまって過ごすような一日でしたが、日本モーツァルト協会の今年第1回目の例会があったので、意を決して出かけました。
新春にNHK「ニューイヤーオペラコンサート」で華々しくテレビデビューされたバリトンの大西宇宙（おおにしたかあき）さんがご出演されるというので、例会への期待も高く、とても楽しみに出かけました。
切れのいい、爽やかさが加わったドン・ジョヴァンニは勿論のこと、フィガロの結婚の伯爵から、コジのグリエルモまで、どの役も素晴らしく歌い上げて、オペラの世界に導いてくれましたが、何といっても、私はアンコールで歌ってくれたパパゲーノとパミーナのアリアが最高に嬉しかった。
私の夢と言っても、100％も200％も実現不可能な夢ですが、私がオペラのアリアを歌えるくらい歌がもし上手だったら、あまたあるオペラのアリアの中でこのパミーナとパパゲーナのジュエット曲「愛を感じる男たちには」を歌ってみたい、それも貞次さんと歌うのが夢でした💛
でも、これは夢のまた夢で、お互いに完全に不可能と知りつつよく話していたことでした。
「ニューイヤーオペラコンサート」 では、黒田博さんと砂川涼子さんがこのアリアを歌われて、素敵なジュエットでした。私のお気に入りのパミーナは、海外では、レシュマン、日本では砂川さんがピッタリかなと思っています。
そんな訳で、今年に入って、もう2度もこの曲を聴くことができました。一度はテレビのライブで、そして2度目は生で、私にとって最高のお年玉となりました。
今を煌めく、これからも活躍が期待されるバリトン大西宇宙さん、ソプラノ中江早希さん、そしてピアノ村上寿昭さん、モーツァルトをこよなく愛する方たちによる、協会の新年の幕開けにふさわしいステージでした。この企画をしてくださった協会の担当者に心から感謝したいと思いました。
最高のお年玉をありがとう！