寂しくても楽しく♬

昨年7月、梅雨が明けギラギラと太陽が照りつける頃、私はモーツァルトを聴いてもなかなか心が晴れず、今私に起きた現実がすべてが夢であったらどんなにいいかと思い、現実を受け入れられずに悶々とした日々を過ごしていました。

その頃、そんな私に、廣部知久さん著「いつもモーツァルトがそばにいる。」(ある生物学者の愛聴記)を紹介してくださる方がいて、その本を毎日読むことでの楽しさで、心が少し前向きになれたのをよく覚えています。

紹介してくださった方への感謝は勿論でしたが、廣部さんにもこの気持ちをお伝えしたく、思案した挙句、あとがきにある出版社の方のお名前宛てに、お届け願いたい旨を書き添えて、お手紙をお送りしました。その際に、廣部さんの「永遠の友人たるモーツァルト」という言葉に、貞次さんが残した作品集のタイトル「永遠の友 モーツァルト」を共通項と思い、不躾ながらお手紙と一緒に作品集もお贈りしたのです。モーツァルトを友とした同志、見て頂くことは、きっと貞次さんも喜ぶのではと思ってのことでしたが、直ぐお心の籠もったお手紙が届き、その温かなお心にどんなに感激したことか。モーツァルトをながいこと愛しているとこんな嬉しいご褒美もあるんだと、有難さで胸がいっぱいになったものでした。

💛料理家の栗原はるみさんが、最愛の夫である栗原玲児さんを亡くされ、2年経つそうですが、まだ寂しさの中にありますが、「寂しくても楽しく」をモットーに、今を生きているそうで、あー心構え一つで、私にも出来そう、と思いました。

はるみさんは、「悲しい、悲しい、、」というゾーンにいきそうになる時は、「駄目、駄目」と言って、自分でそっちに行ったら駄目と必死で引き戻すそうで、あ~そうか、私だけではなく、みんな何かと闘って、こうして一生懸命に頑張って生きているんだなと思うのです。

「寂しくても楽しく」、この言葉も、きっと、私を救ってくれそうです。。。。💛