誕生日♬♡その3

今日は2月11日、建国記念日、貞次さんの誕生日です。76歳になりました。
1946年生まれの貞次さんは常々、「僕は、モーツァルトと、ちょうど190歳違いなんだ」と、自慢げに私に言っていて(正確には、190歳と15日違い)、それを聞くたびに(何度も聞いているのに)私は「あら~いいわね」と言って、またそれがとても嬉しそうなので、聞く方も、一緒にほほが緩んで笑顔になっていました。(実は、貞次さんの1歳違いの兄は、ジャスト1月27日生まれ!)

こんなことを、思い出しながら、今日は起きてきてすぐに、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調K211をかけてみました。
誕生日の2月11日のケッへル番号を持った曲だからです。
6月26日までに、生まれた人にしか与えられない”特権”で、私は10月生まれなので、あてはまる曲はなく、貞次さんはずるいな~と、いつも思っていましたが、あまり演奏されることもないのに、この曲はとてもいい曲で、3番以降の曲に隠れた、1番K207と共に、この2番K211も、私はとても気に入っているのです。

ケッヘル番号=誕生日、というのは、私たち仲間内では、よく羨ましがられる話で、5月27日が誕生日のある友人の、オペラ「ドン・ジョヴァンニ」K527を、お父様が大好きだったので、「この日に生まれたことをとても喜び、でかした!と、母を褒めたたえた」というエピソードを聞くと、つくづく、モツキチさんらしいお話だな~と、微笑ましくなる。


又、別のモツキチさんは、「私は、あの世に行って、モーツァルトさんと会話するために、今ドイツ語を勉強しているの」という。モーツァルト愛好家の大先輩で、この方は、「だからモーツァルトさんに会えると思うと、ちっとも、死ぬのは怖くないの」と、ご主人の前でも平然と言ってのける。

映画「アマデウス」を、もう50回以上みているという男性は、「次にどんなシーンで、そこに流れるモーツァルトの曲は全部頭に入っている」と、この映画のことを話させたら止まらない。

♡私の周りの、こんなモツキチさんたちとのお付き合いは、本当に楽しい。他にも、たくさんかは分からないが、モツキチさんに私は囲まれている。私にとって、重要な、日常生活に必須な、不可欠な存在の人たちである。私にとって何が一番かと言われたら、親戚縁者よりも、大事かもしれない。それくらい大きな存在なのである。これからも、楽しくお付き合いさせて頂きたいと思っている。きっと貞次さんも、私以上に、それをしたかっただろうな~と思うからでもある。♡