お盆♬♡

人の気持ちと気持ちを優しく結んでくれるもの、それはモーツァルト。本当にそう思います。
モーツァルトの音楽について語っていると、いつしか今まではそうではなかったのに、気持ちが穏やかになり、幸せな気持ちになってきます。

お盆の期間中、お天気はずっと雨でした。来る日も来る日もこんなお天気だと、思わず空を見上げて恨めしく思ったりしていました。

そんな中、毎週土曜日放送のBSテレ東の「寅さんシリーズ」、昨晩放送は寅さんシリーズ第41作「寅次郎~心の旅路」で、楽しみにしていたウィーン編でした。

テレ東で放送してくれているお陰で、嫌なこと、悲しいこと、寂しいことなどが一週間あっても、土曜日に放送される寅さんの映画を楽しみにし、私は随分慰められてきたような気がします。このシリーズは何時まで放送してくれるか分かりませんが、今の所「モーツァルト」と同様に「寅さん」も私の友になっています。

熱海での夜、お寿司屋さんでも寅さんが話題になり、葛飾区とウィーン市のフロリズドルフ区が友好都市になっていること、それでシンフォニーヒルズ正面には、ウィーン市の王宮庭園にあるモーツァルト像と同じモーツァルト像が立ち、ホールの名前もモーツァルトホールなのだと知りました。
そもそもは、市長が訪日の際に、飛行機の中で寅さんの映画を観て、寅さんとウィーンの共通点を見出して友好都市が結ばれ、そして是非にと招致をしてウィーン編の映画ができたのだそうです。

私はウィーン市の「フロリズドルフ区」には行ったことがありませんが、ドナウ川に面した閑静な住宅地の街並と、江戸川に面した柴又の風景はとても良く似ているのだそうです。そしてそこに住む人々の笑顔や気さくに会話を楽しむ姿などが、葛飾の下町人情と同じ温かさを感じるのだそうです。

寅さんが結んでくれた友好の精神、そこにはベートーベンでもなく、シューベルトでもない、モーツァルトだということが、誰にでも愛され親しまれ続けるモーツァルトの音楽だからこそと思います。

♡寅さんとモーツァルト、心が和んだ映画でした。いい映画を残してくれたな~と思います。

私のお盆は、寅さん映画が送り火となって終わったような気がします。。♪♡