コツコツと前に・・♬

やろうと自分で決めていたことは、何とか予定通りこなしています。充分休養しながらではありますが。
ちょっとした、スケジュールの合間を利用して軽井沢にきました。10月になっても、つい先日まで東京は30度を超える暑さだったのに、昨日から気温が急激に下がり、今日の東京は11月末の気温との予報。そんな東京を出てきたので、ここ軽井沢の寒さは覚悟の上。想像通りの寒さです。取り敢えず石油ストーブをつけています。

コロナ以降観ることはなかったオペラですが、10月に入り、私は2日には新国立劇場でのオペラを久しぶりに楽しみました。ヘンデルのオペラ「 ジュリオ・チェーザレ 」はとても良かった。バロックの音楽にも、とても魅力を感じた。舞台も変化に富んでいて、美しく、大きな絵画を用いたり、ルーブル美術館を思わせる芸術的なセンスも感じた。歌手陣もみんな上手で、たっぷりとバロックオペラの魅力に浸ることができました。掛け声ができない分、拍手が鳴りやまず、カーテンコールが何度も続きました。
12月の「ドン・ジョヴァンニ」がより楽しみになりました。

先日は、1周忌にお参りできなかったからと、貞次さんの中学時代の友達が二人で訪ねてくださいました。
お二人ともお元気そうで、77歳になって、喜寿をめでたく迎えたそうで、貞次さんは早生まれなのでまだ76歳ですが、喜寿を貞次さんは迎えることができなかったんだな、と今更ではあるが、寂しく思ってしまった。でも、満足な人生だったと、何度も私に言っていたから、悔いを残して終わる人を思えば、そうではなかったから、いいのかな~と思ったり。またいつもの堂々巡り。

軽井沢駅に降り立った時も、しなの鉄道で信濃追分駅に降りた時も、そして家の玄関を開け家に入った時も、いつも、”よっ!また来たね!”という、誰かの声が、私には聞こえる。誰かが見ているような気がするのです。

日本モーツァルト協会9月例会で聴いた、素敵だったフルート版の「オーボエ四重奏曲」ヘ長調を思い出し、着いてすぐ「オーボエ四重奏曲」のCDを取り出して聴いている。初秋のここ軽井沢の山の中で聴いても、心が晴れやかになる、いい曲です。第三楽章でまた心が浮き立つ。モーツァルトさんは、本当にこんないい曲も残してくれました。