あいしちゅー♬♡

朝ドラ、「らんまん」が終った。最終回15分のうち、ラスト7分は万太郎とすえこの夫婦愛で締めくくられた。「あいしちゅー、あいしちゅー」という万太郎のセリフは、聞いていても、いい土佐言葉だなと思った。土佐の方たちはこの最終回は涙なしでは見られなかったと思う。

案の定、今朝は高知県南国市の友人から早速ラインが入った。しばらくは寂しくて、らんまんロスだという。それでも、最終回は、みんなで観る会に参加できて、出演者の万太郎夫婦に脇の俳優さんたちも参加していて、いい思い出になったという。それはよかった。

私の友人の中には、この万太郎さんの植物愛ゆえの、金銭的なことへの無頓着ブリや、周りの人を巻き込んでの迷惑?ぶりに嫌気がさして、「早い話が、単なるおたくよね~、みるに堪えない」と辛口な人もいたが、植物学者としての功績を考えたら私は何も言えない。この方がいたから、今の日本の植物学の発展があったのだろうから、それは、それは、偉大な功績。

おたく、とは辞書で引くと「愛好家」を指す呼称で、1980年代に日本のサブカルチャーから広まった言葉とある。
SFや漫画、アニメなどの若いファンたちがお互いを「おたく」と呼び合っていて、この人たちは、社会性が欠如している人間、対人コミニケーションが不得意な人として、比較的否定的な意味合いを持つ言葉だったらしい。

今では、相当違っていて、モーツァルト愛好家も、このおたくに分類されることもあるのだろうが、決して、他人様にご迷惑をかけたり、ましてや社会性が欠如しているという方も見かけない。いまのおたくは、ファンという事で、おたくの意味合いも変わってきているような気がする。単に「好きでしょうがない」というだけのこと、それについ、夢中になってしまうということ。

生涯、草花を愛した万太郎さんの人生、半年間楽しませて頂いた。好きな我が道をまっしぐらに進めた人生は、幸せであると、しみじみ思う。