深まりゆく秋♬♡

窓から、こうしてみているだけで、葉っぱがひらひらと、舞っている。秋も深まった軽井沢。先週帰った時の景色から、更に進んだ紅葉。今が本当に秋を感じる景色。貞次さんとも、何度も見た景色。ここの所、ちょこちょこ来ているので、この景色にも馴染んできた。一人ぽっちで山籠もり、そんな気分。

ご近所さんからは、「あ~来ているのね。」とお電話を頂く、何しろうちの前を通っていく方だから、否が応でも来ているのがわかってしまう。「お買い物は?」「ツルヤさんに言ってくれれば行くはよ」と、本当に親切に言ってくれる。でも今回は大丈夫。野菜を少しだけ宅配で送り、そして、何かと持ってきたもので大丈夫。足りなくなったら、帰ることにするか、ツルヤさんにでも行けばいいから・・。気楽なものである。

家に入った途端に、火災報知機の電池切れを知らせる音が、ピーピーと鳴っている。この音は本当に嫌い、動物でも鳴いているようでとても嫌な音だし、気味が悪い。

管理の人に電話したら、すぐ来てくれた。取り外して、新しいものにするか、電池交換か、調べて取り付けてくれるそうである。ほっとした。軽井沢では、何かしらある。でもこうして対応してくれるから、本当に助かる。

東京は、どこにどう頼んだらいいかと思い、自分で取り外したままでいる。2ケ所の火災報知器がぴーぴー言いだして、本当におかしくなりそうな時があった。10年の耐用年数だそうだから、付けたのが同じ時期なら、同じころに鳴りだすのは、当たり前。東京も、軽井沢も、こんな時期を迎えている。

今回は本当に山籠もり、とりたてて用事もなし、人との約束もなし、これはこれでいい。着いた日は家が冷え切っていて寒くて仕方がなかった。薪ストーブを焚こうかと思ったほど。薪はあたたかい。燃える炎を見ているだけで、心があたたまり癒される。でも2日目になったら家の中も日が差して暖かくなってきた。石油ストーブで、まだ大丈夫。

東京にいると、周りにはそこそこ緑もあるし、大きな公園もいくつかあるので、日々癒されて入るが、やはりこの軽井沢の自然には叶わない。また来たくなってしまうのである。

屋久島から帰った友人が、往復12時間もの難登山コースを踏破し、縄文杉にも会えたそうで、何千年も続く屋久島の大自然の奥深さに触れ、1週間経った今も、まだ夢の中にいるようだという。凄い体験をして、もしかしたら生まれ変わったような心境かもしれない。

私も行ってみたいな~、装備なしで、経験なしでも行ける「屋久島ランド」というのもあるらしいから、それくらいでも体験してみたい。縄文杉のコースの途中の、ウィルソン株に、私でも会いに行けないだろうか、なんて、そんなことを軽井沢で思っている。