土曜の朝は~♬♡

BSテレビ東京で、土曜日朝8時から放送の「音楽の交差点」と、8時半からの「エンターザ・ミュージック」を、大抵毎週、この二つの番組は観ている。

どちらも音楽番組、「音楽の交差点」はヴァイオリニストの大谷康子、「エンターザ・ミュージック」は指揮者の藤岡幸夫が司会をし、それぞれ毎週演奏も流れている。

毎回ゲストを迎えるのも同じで、先週20日は、バリトンの大西宇宙さんが「音楽の交差点」に出演されて、トークやら、実際の歌も披露したり、大谷さんとの共演などもあった。

片や、「エンターザ・ミュージック」の方は、27日にはピアニストの角野隼斗さんが出演し、モーツァルトのピアノ協奏曲K537、第26番についてのトークが藤岡さんとあり、藤岡氏の指揮で関西フィルハーモニーと共演した映像も披露された。

26番の第二楽章は素晴らしく、「すべて夢の中・・」と、指揮者もピアニストもおっしゃっていたが、そういう表現がぴったりなのかも知れない。無駄な音など一音もない、究極のシンプルさなのに、モーツァルトらしい転調が繰り返されていて、何とも美しい。他の作曲家では決してできない、モーツァルトだからこその天上から降りてきたようなメロディだ。

23番の第二楽章が私の推しだったが、それぞれの良さがあって、甲乙などつけ難い。より哀しみに沈むのが23番の方だが、第三楽章での明るさで、全てが救われる。

角野さんは最近2度オーケストラと共演し、モーツァルトを弾いたそうで、すっかりその魅力もご存じで、ご自分のものにされていて、とても私は好感が持てた。

これからも、モーツァルトを弾いていきたいとおっしゃっていたので、是非、そうして頂きたいと、私も嬉しくなった。

とにかく、モーツァルトのピアノ協奏曲は、素晴らしい♬♡
私はこれから聴く、大賀ホールでの春の音楽祭を楽しみにしている。