mustなこと・・♬

ここの所、何だかなんにもやる気が起こらず、恥ずかしいかな、”ふて寝”ばかりしての毎日、こんな生活でどうする?と何度も自分に問いかけ、はっぱをかけながらも、思うように気持ちが動かない。

よく解釈して、夏バテ?疲れがでてきた?などと言い訳を考えながらも、あながちそれだけではなさそうで、やっぱり寂しさ、孤独感ゆえの体調不良と、自分では思っている。

さりとて、人と会ったり、モーツァルト協会主催の講演会や、有志によるオペラを観る会などもあったのだが、それにも出席しようとも思わない、困ったものです。自分を叱咤激励しながらも、やる気が起こらないのだから、とにかく仕方がない。
以前は貞次さんと二人で講演会など、あんなに楽しみに出かけていたのに。。

友人からのお勧めの有名作家の短編集を読んだり、Amazonプライムビデオで古い映画を観たりして時間をつぶしている。もちろんこんなぐうたらな一日でも、必ず一度はモーツァルトを聴いている。これは、私にとってmustのようなもの、これだけは忘れないのだ。

以前、軽井沢の友人が話してくれたのですが、奥さんを亡くしてから、悲しみから抜けられず寝てばかりいた友達がいて(私のよう)、ある日、訪ねてきた友人に、そんなことでどうするんだ!天国の〇〇さんが悲しむだけだよとひどく叱られ、この男性はそれからいろいろなことに果敢に挑戦するようになったそうで、ピアノを始め、趣味でありながらとうとう大賀ホールでピアノのコンサートをするまでになったり、町のサークルにも積極的に参加するようにもなったそうな。偉い方だったな~と思いつつ、私にはそんな元気は、今の所残念だが湧き上がってこない、貞次さんが悲しむと言われても、いっそ悲しんでもらった方がいいかなと思ったり、自分可愛さに言い訳はいくらでも出てくるが、でもこんな私でも心配してくれる友がいるのは、有難いことと思う。

昨日は、そんな私に、小山裕幾さんの後援会から、2023年1月小山さんの故郷長岡でのコンサートのお知らせが届いた。”そうか~”と何気なく見ていたが、曲目が「モーツァルトフルート協奏曲第2番ニ長調K314」ではないか、貞次さんも好きだった曲、これは行かなくてはという思いになってきたら、何となく元気が出てきた。

2023年1月8日(日)14時開演、長岡市立劇場大ホール、今年1月の公演に続いて、私にとって2度目の長岡行になるかも知れないな~。こうして、何も考えずにできる、mustなものが、私には今必要なのかもしれない。