綺麗な風!・・・♪♡♠♤

モーツァルトハウス(東京)その1

♪訃報によって、お悔やみのお手紙、お花などが次々と届く中、まだ今も、急逝を知らないまま、作品集を手にした方々からは、お礼を記した、お便り、などが届いています。

昨日は、訃報の葉書を投函し帰って来て、数時間後に、作品集に寄せられたご丁寧なお礼のお手紙を郵便受けに見つけ、慌てて追伸でこの行き違いをお伝えしたりしました。こんな風に、主人を知る方々と、毎日語りあい、懐かしむ日々は、想像していなかっただけに、秘かに有り難い事と、ただただそう思っておりました所に、ある方から、「仲睦まじい お二人でいらっしゃるので、 お寂しくならないようにと奥様に素晴らしいプレゼントをして下さったのですね。」と書かれたお手紙が届きました。

これが貞次さんからの、私へのプレゼントだとしたら、何と大きな贈り物だったことでしょう。ひとりぽつんと寂しく佇む私など、今は想像できないからです。こんなにもたくさんの方々が故人へあたたかな、有り難い、尊いメッセージをお寄せ下さり、それが毎日のように届くなんて、私にとってはこれ以上の贈り物はありません。

六月の綺麗な風の吹くことよ  正岡子規が詠んだ俳句だそうです。

主人の病状を気遣い、この句の後に、どうか、六月の爽やかな風が高橋様に気持ちよく吹いてくれることを願っています。と結ばれたお手紙。どうか英気を養われ、ご快癒に向かわれることを心より祈念しております、とのお優しいお心からのお言葉ですが、願って下さった快癒にはならなかったけれども、爽やかな風がきっと吹いていたのではと。最期は、穏やかで、静かな、私の好きな貞次さんの雰囲気そのものでした。。