音楽祭!・・・♪♡♠♤

モーツァルトハウス(東京)

♪温泉町、群馬県草津町で、毎年8月に2週間にわたって開催される音楽祭は、プログラムをみてモーツァルトの曲があると、よく出かけていました。爽やかな高原の風を身に感じながら、湯煙り立つ、豊かな自然の中で聴くモーツァルトは格別でした。この音楽祭は40年も続いているもので、今や町おこしで各地で行われている音楽祭の元祖だそうで、その歴史、プログラムや、また出演者の充実ぶりは素晴らしく、長年通うファンも多いのです。

昨年は、新型コロナの影響で、やむなく中止となりましたが、今年は感染予防対策を万全にしながら、開催されるとの事。プログラムが先日送られて来ました。眺めていて、ァ~やっぱり、草津音楽祭がない夏はやっぱり寂しい、開催の決断ができて良かったなァ~と、思いました。

海外からトップアーテイストを呼ぶことも多かった音楽祭ですが、今年はそれらは断念し、国内の演奏家が主になりますが、今年のテーマは、「ベートーヴェンから現代へ」です。

昨年は、ベートーヴェンの生誕250年の年でしたが、ベートーヴェンのプログラムで賑わったであろうコンサートが殆ど中止や延期となった現実がありました。今年は、ドヴォルザーク生誕180年の年だそうで、ベートーヴェンから、テーマの通り、現代へと続く多彩な作曲家の曲がとり上げられています。

モーツァルトは1曲だけですが、ピアノ、クラリネット、ヴィオラによる、名曲「ケーゲルシュタット」K498が演奏されます。モーツァルトが今でいうボーリングの前身となったゲームをしながら作曲したと言われている曲ですね。クラリネットの美しい音色が高原にこだまして、さぞ素敵でしょうね。

富山県宇奈月温泉で9月に開催される宇奈月音楽祭も、昨年やむなく中止となった音楽祭でした。今年は開催を決断をされたそうです。昨年に続き、今年も中止になっては、町おこしで、全てボランティアによる運営の、士気が下がってしまう不安があったと、運営に携わる方からのお手紙にありました。

昨年は、音楽祭が10周年と言う事で、記念誌も発行し、さあこれからも新たな歴史を刻んでいくんだという、意気込みを感じていたので、、今年は制約のある中でも、開催を決断できて本当に良かったと思っています。

こちらの宇奈月音楽祭の特徴は、演奏される曲は、モーツァルトだけという、誠にユニークな、日本中、いや、世界中を探してもないものなのです。

1年ぶりに、今年は、いつもの道連れはいないけれど、連れていくことにして、頑張って一人でも出かけてみようかな~。。そこに行けば、今まで、音楽祭で結ばれた仲間と、そして見慣れた、今も変わらない景色が、私を待っていてくれているような、気がします。