とりとめもなく~・・・♪♡♠♤

モーツァルトハウス(東京)

♪とうとう関東地方も昨日梅雨明けとなりました。これから暑さが本番です。「夏は軽井沢だよ」と、暑い夏を軽井沢で過ごすのを楽しみとしていた貞次さんでしたので、早く連れて行ってあげたいなと思います。

太陽を遮る緑のカーテンに囲まれたような、森の中で過ごす軽井沢の夏を特に気に入っていました。東京も毎日エアコンの中で過ごすようになると、朝晩の涼しい高原の風が恋しくなります。

「モーツァルト書簡集」は、1巻から6巻までになる、白水社から発行されたものですが、(翻訳は海老澤敏先生と高橋英郎先生)10年もの歳月を要したと、当時(1998年ごろ?)新聞記事で読んだような気がします。モーツァルトは生涯旅の人でしたので、旅先からの手紙、ウィーンに移り住んでからと、ザルツブルクに住む父や姉によく手紙を送っていました。モーツァルトの手紙は、ドラマそのもの、といわれるほど素晴らしいものばかりです。

軽井沢にあるモーツァルトライブラリーには、この6冊が並んでいますが、全部読むまでに至っていません。私の尊敬するモーツァルトキチだったAさんは、お仲間とこの6巻を7年ほどの歳月をかけて読破し、海老澤先生に報告し、最後の6巻目にサインして頂いたそうです。Aさんを知る私にとっては、このエピソードは強烈なインパクトとして記憶されているのです。

「すごいな~」と言いましたら、「あなたたちもやれば~」と軽く言われたのを思い出します。先日このお仲間だったひとりと電話でお話していたので、進め方を聞いてみたら、月一回読書会をAさんは自宅を提供して行っていて、100頁読んでくるのが義務づけられていて、一人一人その100頁について感想を述べるのだそうです。当初10人近かったそうですが、途中から脱落者もいて、でも6~7人位は残り、読破の日を迎えたそうです。

そのあと僅かで、この私のモーツァルト崇拝者として最も尊敬し、慕っていたAさんはお亡くなりになってしまい、その後、主催者を失ってしまい吸引力をすっかり失ってしまったこの会は、自然消滅してしまいました。

私たち夫婦は、Aさんが亡くなった後は、ポッカリ胸に穴があいた様な毎日を過ごしました。よりどころがなくなり、寂しいものでした。モーツァルトさんも、こんなにAさんに愛されていたのに、そんな人をどうして?と思いますが、主人に関しても同じで、私たち夫婦はこんなにもあなたの音楽を愛し「永遠の友」としていたのに、どうして引き裂くような事をなさるのでしょうか?と思いますが、モーツァルトさんの音楽そのもの、暗さの中に、明るさがあり、天真爛漫な中に、深い悲しみの音楽を作ってしまうというモーツァルトさんだから、人生も、モーツァルトの音楽そのもの、ということなのでしょうか。。。

最近は、とりとめもなく、こんなことを想ったりしています。