治まらないコロナ

ここに来てまたコロナの新規感染者の数が驚異的に増えてきていて、一気に恐怖感が増してきている。4回目のワクチン接種を終えた人もいるようですが、私は3回目が4月末だったので9月まで4回目は待たなければならないが、副作用が辛かったから、4回目は決心がいるという人の声も聞きます。やっと行けるようになったコンサートもこんなに感染者が増えてくると二の足を踏んでしまいます。

都響の定期公演で、モーツァルトの後期三大交響曲(アラン・ギルバート指揮)を芸術劇場で聴いた人が絶賛していて、私もジュピターを急に聴きたくなって25日のサントリーホールでの公演のチケットを問い合わせたらまだチケットが残っていたので行こうと決心したが、しかし、出かける際の東京の猛暑とコロナの不安で結局やめてしまった。行き帰りの地下鉄に乗るのも怖かった。

このような生活をしていると、やっぱり行動が相当制約されているのを感じます。もっと自由に、気楽に出かけてみたい。個人個人の感染対策が最も重要になって来ているとおっしゃいますが、日常生活から緊張が解けない日々。家でモーツァルトを聴いているのが一番!と言う事になってしまう。

♡チケットも買い、宿も予約していたのに群馬県が急激に感染者が増えたので、昨年直前になっていくのをやめた「草津音楽祭」の今年のテーマは「ロッシーニ生誕230年~その時代のヨーロッパ」(今年は8月17日~30日に開催予定)。

モーツァルトの演奏は8月27日(土)だけ。「ウィーンの室内楽とロッシーニ」のタイトルで、クラリネット五重奏曲K581、アリア「喜びに踊りて」の2曲。

ウィーンフィルのクラリネット奏者ヨハン・ヘンドラーに、メゾソプラノはアルゲリア・キルヒシュラガーが登場する。
キルヒシュラガーは、モーツァルトのオペラではお馴染みにひと、生でもウィーン国立歌劇場で「イドメネオ」のイダマンテ、「コジ」でのトラベッラ、DVDでも「フィガロの結婚」のケルビーノなどで随分観ている。この様なヨーロッパの大きな舞台で活躍されている歌手を招いての公演なので、普段なら行ってみたいと飛びつくのだが、今年もその頃、コロナはどうなっているんだろう心配になってしまう。

何はさておき、私は今CDで、ディヴェルティメントK334に聴き入っている。。なんて素敵な曲だろう♡♡、嫌なことなど忘れて心が穏やかになってくる名曲。

草津初登場のこのキルヒシュラガーは、8月22日(月)には、シューベルト、ブラームス、シューマン、R.シュトラウス、マーラー、などのドイツリートも歌います。