霧の軽井沢

すっぽりと霧に包まれた今朝の軽井沢。寒いです。昨晩は寒くてストーブをつけました。
何という気温差でしょう。昨日は草津温泉から「草軽バス」で軽井沢駅に着き、そこからしなの鉄道に乗り信濃追分へと来ましたが、日曜日だったこともあり、どこもかしこ凄い人であふれていました。いつもは閑散としている追分の駅も何やらイベントがあったらしく人が多くて驚きました。追分駅のスタンプが復刻されたそうで、それを押しに来た人もたくさんいました。
夏休み最後の日曜日ということもあったのでしょうか。軽井沢ではアウトレットを久しぶりに覗いてみようかと思たものの、人の群れに圧倒されてやめました。

そして訪れたモーツァルトハウスは、人混みから抜け出て来たせいか静まり返っている感じがしてなんか寂しげでした。
もうすっかり早い秋の気配が漂っています。ナナカマドや、ツリバナの葉っぱも赤く色付き始めています。

久しぶりに参加した草津音楽祭はとても良かった。緑豊かな高原で聴く音楽は、都会の喧騒もなく、心穏やかに音楽に集中できて、ここに今座って音楽を聴くことができている自分を、ぼんやりと客観的に見ることができ、幸せを感じました。
またまた寅さんの映画の話になってしまいますが、甥の満男君が寅さんに「おじさん、人は何のために生きるんだろう」という問いに「生きていてよかったなと思うことが何べんかあるだろ、そのために人間生きているんじゃねえのか」と応える。

私はその言葉を思い出し、寅さんはこの瞬間のことを言っているのではと思いました。
この瞬間を、きっと貞次さんも、喜んでくれているに違いない。

温泉よし、音楽よし、草津温泉での体験はまた新たな思い出を作ってくれました。。思い切って行って良かった!行こうと思ったら、とにかく実行するべし!体力気力がある限り、それに尽きると思う。二人で歩んだ音楽の旅を、これからも辿ってみようと思う。