フルート四重奏曲♬

秋晴れの日が続いている。やはり晴れると気持ちがいい。今日も頑張ろう!という気持ちも湧いてくるというもの。

秋田へのお墓参旅行の時は、2日共に秋晴れに恵まれ、車窓からの景色も存分に楽しんだ。
稲刈りがまだの田んぼには、黄色く色づいた稲穂が、まさにこうべを垂れて並んでいて、それが日に照らされて黄金色に輝く景色を眺めながらの旅であった。私の好きな故郷の景色、心の原風景である。

峰吉川駅で、宿からの迎えに来て貰っていた車に乗って通る道沿いには、たくさんのススキが風に揺れてなびいて、懐かしい故郷の秋のシーンを思い出させてくれました。この辺りは雄物川で採れる”もくず蟹”が有名で、宿の名物料理になっているのだが、シーズンが終わったのかどうかは分からないが、つみれで椀だねとしては食べたが、残念ながら フルの料理としては出てこなかった。その代わりが、”北限のフグ”のから揚げだったが、秋田でもフグがとれ、それは北限のフグと呼ばれ珍重されてきたもの。今回はそれを食べることができたのは、予期していなかっただけに、私にとっては嬉しいご馳走だった。

待つ楽しさ、行っての楽しみ、帰って来ての楽しみ、と旅は3回楽しめると言いますが、秋田から帰ってきて4日目である今日も、まだ私は旅の余韻に浸っている。日替わりでいろんな思い出がよみがえってくる。

♡今日はそんな旅から、まだ日常に戻り切れていない私の頭脳に、モーツァルトがいい塩梅に新たな活力と感動を与えてくれる日ではないかと思っている。
日本モーツァルト協会9月例会の日で、夕方コンサートがあるのです。
今日の演目は「フルート四重奏曲全曲&オーボエ四重奏曲(フルート版)」。

2020年1月に、フルート界「最強の二人(小山裕幾&上野星矢)」というタイトルで、オペラシティー・リサイタルホールでお二人の演奏を聴きましたが、その「最強の二人」のうちのおひとり、今日は上野星矢さんのフルートです。

今日の演奏会は貞次さんこそ喜びそうなもの、私と一緒に存分に楽しんでくれると思う。