貴重な体験💛♬

スケジュールを無事にこなすことだけに、つい夢中になり、じっくりと味わい感動する事を忘れがちだったが、終わってみて、それらを振り返ると、どれもこれも、非日常の素晴らしい体験だったと、しみじみと思い返す日々を送っている。

12月10日の歌舞伎座体験である。市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露公演、また、八代目市川新之助初舞台でもあった。一幕目の團十郎、新之助らの口上、二幕目は、「團十郎娘」の、ぼたんの華やかな舞踊、三幕目は、「助六所縁江戸桜」で、襲名披露ならではの顔ぶれが揃い、目が離せない豪華なもの。

坂東玉三郎の妖艶な揚巻姿、中村七之助、中村勘九郎、市川猿之助、松本幸四郎ら、本当に豪華な顔ぶれ。私は何の知識もないままの鑑賞だったが、感動は今頃になってもじわじわと来ている。こちらも誘って頂いたお陰と、本当に感謝している。

14日には、丸の内にリニューアルオープンした「静嘉堂文庫美術館展」に行ってきたが、こちらはまた別の感動があった。曜変天目茶碗の感動もあったが、他の国宝級の名宝にも時を忘れて、素晴らしさに酔いしれた。何といい時間であったことか。今でも、その至福の時間を思い出すと、胸がいっぱいになってくる。

平和な日本だからこそ、味わえる感動だと思う。そんな世の中であることを当たり前と思わず、戦争のない、平和こそ、人間が守るべきものと、強く思う。

今朝の番組でも、地球上で戦争が起きているのに、段々関心が薄れていくことへの危機感を述べている人がいたが、忘れてはならないと思う。

寒さ厳しい冬、寒さに震えている人のことを忘れてはならないと思う。