1月の京都~大阪♪♡

大寒波襲来で、東京も-3度の朝を迎えているが、今朝のテレビをみていたら、京都の昨晩からの様子が流れていて、一面雪景色、道路は渋滞し、駅構内は電車の乱れや不通で人があふれ、タクシー乗り場には300人もの人の列が並んでいた。

フンデルト・ヴァッサーの建物の見学ツァーに参加するために大阪に向かう途中、京都で途中下車したばかり、わずか2日前に。
その時は、全く穏やかなお天気、それに思ったより暖かい。どこへ行こうか迷った末に、法然院から銀閣寺までの哲学の道を歩くことにした。法然院は前に何度か行っているが、茅葺の屋根の山門が気に入っていた。その前で写真を撮る人が多く、いつも大変だったが、どこを見ても私一人。ひとりで歩いていると、あまりの静けさと人気の無さに、怖がりの私は何だか怖くなるほど。中には入れないので、本堂の周りを歩くだけだが、誰にも会う事はなかった。こんな経験初めて。

少し歩いて哲学の道に入っても道行く人は少ない。この時期いいな~と思った。こんな静かな京都、なかなか体験できないだろう。春になると疎水路沿いの桜が観光名所となるのだが、今は桜も咲いていないが、之もまたよしと思う。

それでも銀閣寺まで来たらさすがに人は多かった。静かな冬の京都をちょっぴりだが体験させて貰った。また来ようと思った。夕食は「モリタ屋」のすき焼きで早めに済ませて大阪入りとなった。それにしても、昨晩からの雪の京都を見ていたら、いいタイミングで行く事が出来、無事に帰れたことも、ラッキーだったと思う。

翌日は、大阪のごみ焼却施設の舞洲工場と、その向かいの下水処理場スラッジセンターを見学。予約をすれば説明も受けられるのだが、建物だけではなく、ごみ処理のシステムの説明もあるので、2時間コースになる。私は後半は疲れてしまった。

この建物は、ウィーンに彼の設計したゴミ焼却工場シュピテラウがあることから、当時の大阪市が目をつけ設計を依頼したそうだが、最初は税金の無駄遣いと言われたようだ。でも大阪市民も今ではなかなかいいじゃん!と思っているのではないだろうか。夢のある建物、奇妙ながら一度見たら忘れられない、見れば見る程、見ている方が熱くなる建物。”技術・エコロジー・芸術”の融合のシンボル、まさにそうだと思った。写真で見るより実物の方がずっと素晴らしい。

わざわざ見に行ってよかったと思った。連れて行ってくれた方は、大手出版社で編集長をしていた方で、今はフリーで活躍している。今回のレポートも何かに掲載されるらしいので、それを読ませてもらうのも楽しみにしている。
見学ツァーの締めは、大阪梅田でお好焼きを、庶民の味でお腹もいっぱい、楽しい旅だった。