告別式・・

軽井沢は毎日晴天が続いている。5月の一番きれいな時にこちらで過ごそうと、また軽井沢に来ている。というのも、忘れ物をしたり、やり残しがあったりと、どうしても来たかったのだ。

連休が終わり、人の流れがひいている。もうみんな帰ってしまったのだろう。またいつもの静かさが戻ってきた。この静寂感がたまらない。

でも、明日にはまた東京に帰ろう。色々な用事が待っている。

こちらに来た日の夜、知人の訃報を知らされた。翌日正午から告別式、1時出棺。どうしても参列したい、でも、喪服がない。。。もう喪服を取りに東京に戻る時間はない。私に貸してくれる人はいないだろうか?いない、さてどうしよう・・・。
今日こちらに来てしまったことを心底後悔した。

喪服がないと参列できない告別式、黒いものはこちらには、あいにく何もなかった。そういえば前にもこんなことがあったな~。軽井沢にいるばかりに、故郷の親戚の告別式に間に合わずに出られなかったことが。

こうして動いていると、予測不能な、突発的な事も起きて来る。上越新幹線に乗って行くところだから、東京からは参列は可能だった。お別れもできたのに。ここにいることが、どうにも悔やまれた。

昨日は告別式の時間中、北の空をみて何度も涙があふれた。もう一度お会いしたかった。東京に戻ったら、ご家族にお悔やみのお手紙をだそう。軽井沢にも、喪服を、、いざという時のために、そんなことも思った。

いつもお会いしていた人ではないのに、こんなにも寂しいものなのか、死とは、もう会えないという事・・。