首かけイチョウ・・♪♡

霞が関のデンタルクリニックに通う時は、いつも日比谷公園を通って行きます。
日比谷公園の生みの親と言われる本多静六さんは、貞次さんの母の叔父にあたる方で、明治神宮に”永遠の森”を作った人としても知られています。

大沼公園、西では住吉公園など日本中の有名な公園の設計、改良をした方だそうですから、日本の”公園の父”とも呼ばれているそう。明治神宮を、人の手を介せず、永遠に持続する森づくりに情熱を注いだ人でもあります。公園の設計と分野は違えど、貞次さんが同じ設計の道を捨てきれなかったのには、何らかの因縁を感じてしまいます。
生まれ故郷の、埼玉県久喜市に記念館があるそうですから、いつか行ってみたい。

松本楼の脇に”首かけイチョウ”と名づけられ大きなイチョウの樹がありますが、これは、道路の拡張工事で伐採が決まっていたイチョウを、自分の「首をかけても移植させる」と静六さんが主張し実行したことで、そう呼ばれているそうです。
昭和48年の松本楼の大火などで黒焦げになって焼失しかけたものの、それでも翌春には再び新芽を吹き出し、成長し、今や、見上げるほどの、日比谷公園を代表する樹木になっています。静六さんの命が宿ったような気がします。

日比谷公園は、今百合が咲きはじめ、緑豊かで、本当に気持ちのいい、都会のオアシスです。

いつもぷらぷら散策して、四季折々の木々や草花を眺めては日常を忘れる、こんなことがデンタルに通う、私の密かな愉しみになっています。いつも松本楼でお食事か、お茶でもと、思いながら、デンタルの行き帰りには、寄りずらい所があって、それがちょっと、残念!