竹馬の友♬♡

昨日は、貞次さんの中学1年生の時からの友人二人が訪ねてきてくださった。お1人は同じ杉並区だが、お1人は名古屋から上京してである。毎年、こうして年に1回は訪ねてきて貞次さんの仏壇に手を合わせてくださる。有難いことである。4人組だった1人は貞次さん、もう一人は今は病気療養中で、結果お二人だけになってしまった。

それぞれが退職し、時間に余裕ができた頃から、南は沖縄から、北は青森まで、この4人組で年に多い時は2回旅行をしていたので、日本国内随分といろいろな所を回ったことになる。

貞次さんは、行った先々で、とてもいい所だったと言っては、私を連れて行ってくれたりした。その一つが富山県の五箇山だったり、青森県の弘前や黒石市だったりした。

昭和20年生まれ(貞次さんは21年2月の早生まれ)だから、今年79歳になる。もう80に近いから腰が痛い、膝が痛いとは言いながらも、テニスやゴルフをしてまだまだ人生を楽しんでいる。

貞次さんは、今のこの地に中学1年生で埼玉から引っ越しして住み初めて、一時は他の場所に移り住んだこともあるが、また戻ってきて、人生の最期をここで迎えたのだから、よかったのだろうと思う。昨日も、お二人ともに「テイちゃんは幸せだったよ、よかった、よかった」と言っていた。いい友達たちである。
何しろ最初の出会いが中学一年の春だから、それからずっと同じ年で人生を歩んできたわけで、思い出話は尽きない。私は、自分の知らない貞次さんのことを聞くのが楽しくて、嬉しくてならない。いい友達である。

共に竹馬に乗って遊んだわけではないけれど、幼い時からの友達、仲の良い友と言う事で「竹馬の友」とは、こういう友達のことを言うんだろうなと思った。

何時間あっても、話は尽きない、いくらでも話せる、とおっしゃる二人だから、次には、貞次さんの好物だったうな藤さんの「特上うな重」でも召し上がって頂きながら、ゆっくりと貞次さんにまつわるいろいろな話を聞かせて貰おうと、私は思っている。

貞次さんは、いい友達をもって、幸せである。