We are not alone~♬♡

2階の窓から見える「菊桃」が咲き始めている。毎朝それをみるのが楽しみになっている。また西側のお隣のお庭には「みつばつつじ」がもう満開になっている。
気温は上がらず、まだ春爛漫とはいかないが、こうしてピンク色の花を眺めていると、気持ちは癒される。

気持ちがスッキリせず、沈みがちな朝は、まずモーツァルトの名曲「フルートとハープのための協奏曲」を聴いてみる。何となく心が晴れてくるのが分かる。いい曲である。この曲は好きな人が多い、私もモーツァルトを知って、最初の頃に聴いたから、代表的な人気の曲かも知れない。貞次さんはフルートを吹く人であったから、第二楽章が気に入って、そういえばよく吹いて楽しんでいたな~。

ここ数日出かけては、出先でモーツァルトが流れていて、こんなところで、と思う嬉しいことが続いてあった。
まず、歯医者さんでの待合室、ここではモーツァルトのデイヴェルトメントと、ピアノソナタが連続してフルに流れたので聴きごたえがあった。この日は、予約時間を間違えて40分も早く着いてしまい、待合室で待つことにしたので、その間こんなにモーツァルトが流れたのは嬉しかった。救いだった。ちょうど2曲が終った頃に呼んで貰えたから。

昨日は、銀座のあるホテルのロビーに座っていたらモーツァルトのピアノ協奏曲が流れてきた。なんだか心が浮き立ってきた。予期しない場所でモーツァルトを聴けるのは嬉しい。

5日は、はるか姫路に住む私の親友の手術の日だった。1月初めに病気がわかり、手術の日が決まったが、混んでいるので手術は4月になったのよと言っていた友。それまで長かったと思うが、今は先のことは考えずに、今やらなければいけないことをただやっていくだけと漏らしていた。私より1歳下だけど、仕事をしているから、それをちゃんとこなしながら、抱えきれない不安と闘いながら、いつもと変わらない生活をと、務めていたのだろう、その気持ちがいじらしい。

手術の前日の入院の日にメールを交わしたが、私が入院した時も、心細い私にいつも寄り添ってくれていたから、いつも一緒よと送ったメールに、「we are not alone よ」と返事が来た。
英語を教えている友らしいと、思った。

いろんな人に支えられて人間生きているんだなと思う。支えてくれる人がいるから、何とかこうして私も生きているんだなと思う。人とのかかわりあいの中で生きている。それがないと、きっと寂しいと思う。

手術も無事に終わって、元気そうだから、今は、一日も早い友の回復を祈っている。