「魔笛の小屋」♬♡

「今年は草津には行けないかも・・ザルツブルク音楽祭にいってきます、」とおっしゃっていた加藤浩子先生。

昨年は草津音楽祭にご一緒出来て、またモーツァルトハウスにも泊まって頂き、近くのイタリアンで食事をしたりと、楽しい時間を過ごした。そのイタリアンのお店もこの2月で撤退して今はない。

その加藤先生からのザルツブルク便りで驚いたことがあった。モーツァルテウムの中庭にあった「魔笛の小屋」が引っ越しをして住家の中庭にいまはあるのだそう。知らなかった・・。

「魔笛の小屋」は、1791年にモーツァルトがオペラ「魔笛」の作曲を依頼されながらなかなか進まないことに気をもんだ興行主でもあるシカネーダーがここにモーツァルトを閉じこめて、作曲させたとして「魔笛の小屋」と呼ばれている。

小屋の中央には、モーツァルトが座り作曲した机があり、私達は触ることもできた。200年以上も経った今も、モーツァルトを感じることができる場所だった。

私は貞次さんと、2度、3度度訪れたことがある。最初は場所が分からず、モーツァルテウムの方に案内してもらった。その時は冬で中庭まで出ていく人もなく、雪が積もっていたので、雪の中を行ったのをよく覚えている。その私達の足跡だけが雪に残っていた。貞次さんはこの小屋をイラストで残している。

住家の庭に移された「魔笛の小屋」は、余り訪れる人もなく、モーツァルテウムの中庭なら、コンサートなどの休憩時に多くの人が見にいけたろうに、賑やかなのが好きなモーツァルトならその方が良かったのでは、とは先生からのレポート。うーん、私もそう思う、気軽さが良かったのにと、思う。

夏のザルツブルク音楽祭では、藤田真央のザルツブルク音楽祭デヴューのコンサート(ハーゲン四重奏団と共演)や、クルレンツィスのラモーのオぺラをご覧になって、全員総立ち、クルレンツィス健在!などと、連日レポートが送られている。

夏の音楽祭は、どこもやはり開放的で賑やかさがあって楽しさ満載、充実した時を楽しめる。海や山に出掛けたりと、人それぞれの楽しみ方があるが、私の夏は、やっぱり地方の高原や、ゆかりの場所での音楽、今年もそんな風に過ごした。

色々な方々にもお世話になり感謝している。楽しかった思い出よ、ありがとう、である。

2018年11月に訪れた時の「魔笛の小屋」

貞次さんの「魔笛の小屋」緑の庭でモーツァルトが寛いでいる。