もう数日経ってしまったが、1月27日はモーツァルトの誕生日。
この日は、私は加藤浩子先生主催の「ほろ酔いオペラ」に参加して、池辺晋一郎先生と加藤先生のトークと、その後会場のbookカフェでの会員の方との交流を楽しんだ。1月27日は、モーツァルトの誕生日でもあるが、ベルディの命日でもあるそう。
「ほろ酔いオペラ」も今回で5回目、始まってちょうど一年になるそうです。次回は鈴木秀美さん(指揮者、チェリスト」、大西宇宙さん、と続いていきます。
この翌日1月28日は、日本モーツァルト協会の例会がありました。演目はモーツァルトの珠玉のピアノ協奏曲第20番と、21番、演奏はシャルル・リシャール=アムラン。もう8回も来日を果たし、毎回絶賛されているピアニスト。この日は、東京シテイ・フルハーモニー管弦楽団との共演でアムランの弾き振りで演奏された。
これほどの曲、20番、21番の協奏曲を2曲、それも弾き振りで、最初から私はもうわくわく感しかなかった。それに貞次さんの好きだった20番とくれば期待と楽しみで胸がいっぱいだった。
以前、大阪のホールでだったが、フルーティストの小山裕幾さんが、「フルートとハープのための協奏曲」と、「フルート協奏曲」の2曲を演奏するので出かけたことがあった。
楽屋にお邪魔した時に「協奏曲2曲は疲れる、とにかく大変・・」とおっしゃっていて、聴く側としては、2曲もそれもモーツァルトの協奏曲を1度に聴けるなんて、何と幸せ・・、そう思って出かけものだが、演奏する側に立ったら、それは大変なことなのだと思った。さぞや体力的にも、そうだと思う。
モーツァルト好きが集う、そのモーツァルト協会の例会で、それも20番と、21番を同時に演奏する、そうそうはあり得ない。それも弾き振りとは。きっとアムロンさんも大変だったと思う
作曲家池辺晋一郎さんの「ほろよいオペラ」に戻るが、オペラ、ドラマや、映画、そして舞台、その他あらゆるジャンルでご活躍の大作曲家の池辺さん曰く、「曲は作曲までは作曲家のもの、それを離れたら、指揮者、演奏者のもの、最後は聴衆のものとなる」、そうおっしゃっていた。
だからこそ、演奏家が自身の解釈で、自身の感性で演奏し、それを聴衆が受け止める。曲とは確かにそいうものだなと、私も思った。
再現芸術と言われるが、楽譜にはこうあるべきなどの指示は何もない、後は演奏家任せとなる。その良しあしは、聴衆が自由に受け止める。
こんなことを、改めて感じた有意義な2日間だった。モーツァルトの誕生日のお蔭かな♡ありがとうと、そして生誕270年おめでとうと、モーツァルトさんにも伝えたいと思う。
例会は、創立70周年記念例会ⅲと題し、公演タイトルは、「エルヴィラ・マディガン」で、1967年のスウエーデン映画「みじかくも美しく燃え」の原題です(岩谷時子訳)。
モーツァルトのピアノ協奏曲第21番の第二楽章は、この映画で流れて一躍有名になった。むしろ映画自体よりも広く親しまれている。
20番も21番も素晴らしくいい曲だし、そしてアムロンさんも、シティ・フィルも素晴らしく、記念の演奏会に相応しい、いつまでも心に残る例会となった。ありがとうございました。



「ほろ酔いオペラ」1月27日の写真。
再演を繰り返している池辺晋一郎作曲のオペラ、小泉八雲の「耳なし芳一」が、2月に大阪のザ・シンフォニーホールで演奏会形式で演奏されます。トークもあります。
