悲しお別れ

加藤浩子先生の夫様である高橋進様が11月26日にご逝去されました。27日夜に訃報が私に届きました。91歳でした。
お仕事をされながらも献身的に介護に尽くされていた加藤先生のことは存じ上げていたので、本当にとうとう逝ってしまわれたかと、ずっと願っておられたご自宅での最期となったそうで、ほっとされたというお気持ちもあったそうで、それは進様もどんなにかお幸せであったかと、そう思わずにはいられない。お家で、奥様のそばできっと安らかな最期であっただろうと、心からそう思う。

モーツァルトダ・ポンテ三部作を、ルツェルン音楽祭でご覧になったのがご一緒での最期だったそうで、2019年のこと。この年は貞次さんがちょうど闘病生活が始まった時だったので、お誘いを頂いたが、お断りして、残念ながらご一緒はできなかった思い出がある。

お二人ルツェルンで撮られたお写真を拝見していると、なんて素敵なご夫妻でしょう、何て素敵な笑顔でのお写真でしょうと、思わず見入ってしまう。

30日がお通や、12月1日にご葬儀が執り行われる。喪主は高橋浩子(妻)と、訃報にはあった。

加藤先生ご夫妻とは、本当に素敵な出会いであったと思っている。2006年のモーツァルト生誕250年に記念の音楽ツァーに参加したのが、加藤浩子先生との出会いの始まりだった。
そのあとで、2007年1月に、軽井沢の家のリニューアル工事も終わり、先生ご夫妻とツァーの皆様をお招きして1泊2日の再会ツァーをしたのだが、その時に私たち夫婦は初めてご主人の進様にお目にかかった、それが始まりで、その後ずっとご夫妻で軽井沢でのオペラを楽しむ会においで頂くご縁を頂いた。
初対面の時から、モーツァルトと、バッハがお好きとお聞きしていたし、「フィガロの結婚」の伯爵夫人の赦しのアリアが特にお好きで、またモーツァルトの歌曲「夕べの想い」は、自分の見送りの時にかけて欲しいともおっしゃっていた。

様々な思いが蘇って、ここ数日ずっと懐かしくいろいろなことを思い出していた。この訃報を頂く前には、数日前からずっと加藤先生のことが頭から離れず、どうしていらっしゃるかと、ご連絡でもしてみようかと、毎日のように思っていた矢先の訃報だった。このお知らせのせいだったのかと思った。

どうぞお安らかにと心からお祈り申し上げます。
先生ご夫妻との出会いがあって、私たち夫婦は言葉では伝えきれない程の幸せな時間を過ごさせて頂いた。ありがとうございました。
1日のご葬儀にお伺いし、心から感謝をお伝えして、進様にお別れをしてきたいと思っています。