12月になって、カレンダーが1枚になった。予定を書き込んでいるカレンダーだが、3日と空くと何となく寂しくなってくる。掃除をしたり、家をかたずけているだけだと、一人ではやっぱり寂しくなる。誰かと話したり、出かけたりしたくなる。
あるドラマで、子供を病気で失って、少し経ってから、夢中で仕事に没頭し、哀しさ、辛さをそれで忘れるかのような生活をしている人の姿を見て、あ~、私みたい、こうして人間は何か夢中になれるものを探して、一時でも、愛する人を失った哀しみからの逃避をするものなのだな、などと、私は思った。
何もできない時期もあるが、それが過ぎ去った時には、時を忘れて過ごせるものを探して生きていくしかないのかと思う。
こうして貞次さんがいなくなって迎える師走は、もう4度目になる。こんなにも寂しい、悲しい、切ない冬を私はもう4度も経験しようとしているなんて。。。。
めっぽう日暮れが早くなってきて、夕方も5時前にはすっぽりと日が落ちる。雨戸を閉める時間が4時台になってきた。
今の私は、貞次さんが生涯かけて生きた建築の世界に入り込んで、建物の数々を見て歩きながら、貞次さんを偲ぶというよりは、今も一緒、という思いにさせて貰っている気がしている。ありがたいことだと思う、このような楽しみを私に残してくれて・・形はないが、大きなプレゼントだったとも思っている。
青梅街道沿いの銀杏は、黄色になりかけの木もあるが、色付きはこれから。12月のクリスマスの頃には、一面黄色くなって、あわただしい師走の風情となる。
