秋田の思い出♬♡

秋田で30年ほど続いたモーツァルト愛好家の会である「モォツァルト広場」が終わりを迎えた。12月22日に最終例会のコンサートをもって、その幕を閉じた。
北日本のはずれ、中央文化から離れた距離で、私自身秋田出身だが、ひいき目なく、いろんな意味で、特に芸術面で遅れているな~と、正直いつも思っていた秋田の地でこの会は続いていた。モーツァルトへの愛、はたまた熱意が人一倍ないと、このようなことは続かない。代表の加藤明さんの努力のたまもの、素晴らしいことと思う。

愛するモーツァルトを生で聴きたいという、代表である加藤さんご自身の願望から始まったこの会は、7月と、12月5日のモーツァルトの命日のある12月と、年2回コンサートの開催を続けてきた。秋田の人に、日頃接することが出来ないモーツァルトを聴かせてきてくれた貢献度は本当に大きい。大げさではなく、歴史に残ることと思っている。モーツァルトさんもビックリ!、きっと喜んでいるに違いない。

私たち夫婦は、2018年7月のサマーコンサートにわざわざ秋田に行き、この会に参加したことがあった。終了後代表の加藤さんに挨拶して帰ってきたが、「わざわざ秋田まで、東京からなんと律儀なことで・・」と言われた言葉が今も忘れられない。コンサートのお礼を伝え、ちょっとした立ち話だったが、初対面ながら、なぜか初めて会った気がしなくて、お互いにずっと知り合いだったような、とても懐かしい思いを抱いたことを今でも思い出す。

貞次さんも同じだったようで、とても嬉しそうだった。加藤さんとは、その後私たちはお会いすることは、残念ながらなかったが、今でも時あるごとに連絡し合っている。モーツァルトで結ばれたご縁である。この会は最終回を迎えてしまったが、私は第二楽章の始まりだと思っている。モーツァルトで結ばれたご縁は永遠だからである。

この最終例会に、私は一人での参加は心細く思えて、考えあぐねた結果「欠席」の葉書を出していたのだが、貞次さんはどうしても行きたかったのかも知れない。参加した方から、貞次さんもコンサートを聴いていたのではないか、満席なのに、席が一つだけ空いていて、そこには貞次さんがいたような気がすると、メールを頂いたのだ。懇親会にも、二次会にも参加して、加藤さんとも会って、貞次さんはねぎらいの言葉をかけていたのかも知れない。コンサート会場には貞次さんの画集も飾られていたと報告もあった。代表である加藤さんの暖かなお気持ちにも感謝しかない、貞次さんはどんなに嬉しかったか。

あちらでも、貞次さんは早く逝ってしまった人たちと、楽しく過ごしているだろうか。それとも、今もあちこちと出向いて、懐かしい方々と会っては楽しんでいるのだろうか、そうであればいいなと思っている。そう思うと、私は寂しがり屋だった貞次さんも、寂しさを感じないでいるだろうと思って、安心しているのである。

会場のイヤタカ敷地内、ヴァレリアーノ入口で。
会場内で。
加藤さんを挟んで、3人共に、嬉しそう♡
二人で乾杯をした。
秋田市、レンガ郷土館(旧秋田銀行)
丁度、千秋公園の蓮が咲いていた。

いい思い出・・・。行ってよかった、本当に。。写真を見るたびに思う。