21日に友達と東京駅でランチをしたあと、帰りの列車に私はいつも愛用していたスカーフを置き忘れてしまった。それは膝に乗せていたのに、そのまま立ってしまい気が付かないままに降りてしまったから。
エスカレーターを降りながらすぐ気が付いたが、電車はもう発ってしまい、あとを追いかけようもなかった。途方もなく改札口の駅員さんに今降りた列車に忘れ物をしたことを告げた。
その列車は三鷹行きで、いま折り返してくるからホームで待っていて、列車内を探してみてくださいとのこと。言われた通り列車を待ち、折り返してきた列車が到着したので、乗っていたとおぼしき車両の中を見たが、もうなかった。
問い合わせ先をきいて帰ってきたが、列車を降りてしまった時点で、半ば諦めていた。諦めていたというより、これで何かの災いからスカーフが身代わりになって私を守ってくれたのかも知れない、そんな風に思ったりもした。(私の母は、いつもこういう考えの人だったので・・・)
まあいいや~、仕方がない、諦めよう、そんな思いにもなっていた。
そうはいっても、やはり往生際が悪く、諦めきれずに、その日の夜から今日にかけて数度となく繰り返し問い合わせを続けていた。それはチャットでの問い合わせで、一回ごとに返事があり、「今の所見つからない。また時間を空けて再度お尋ねください」とのメッセージなので、時間を空けて数回繰り返した。
3日目の今朝になって、ちょっと違うメッセージが届いた。もっと落とし物の詳細を尋ねるもので、より細かに、スカーフの大きさや、特徴などを聞いてきた。
これはもしかして、と期待をもって返事すると、その後、現在の保管場所と保管時間の期限を知らせてきた。それでは、見つかったのか、と、半ば半信半疑で、すぐさま保管場所であるお隣の駅に、私は向かった。
まぎれもなく、私のスカーフだった。誰かが届けてくれたのだ、お礼を言いたいと思うが、担当の駅員さんはあっさりしたもので、何も言わずただ私に渡すだけだった。
こんなこともあるんだなと、人さまの親切を本当に有難いと思った。ちゃんと落としたものが自分に戻ってくる、それは当たり前のことではない、誰かが、列車の中で見つけた誰かが、わざわざ下車駅かは分からないが、駅員さんに届けてくれたからこそで、その親切があったればこそのこと。。
10年前くらいに、気に入って買っていた大きなワイン色のストール、一度は諦めたので、もう一度買ったお店に行き、同じようなのがあったら買いたいと思っていたほど気に入っていた。
それが私のもとにまた戻って来てくれた。どなたかのご親切にただただ感謝です。
一度なくして知る大切さ、こんどこそ、本当に大切にしなければ。
それにしても、JR東日本の問い合わせ先の「お忘れ物チャット」はよくできています。こちらの対応にも感謝です。
これから師走を迎え、何かと多くなる忘れ物落とし物、くれぐれもお気を付けください!
