秋の大田黒公園~♬♡

明治26年生まれで、大正から昭和にかけて活躍した音楽評論家である大田黒元雄は、ドビュッシーやストランヴィンスキーを初めて日本に紹介した人として、良く知られています、NHKラジオ番組「話の泉」で人気を集め、86歳で亡くなるまでここ荻窪で暮らしました。

私は、恥ずかしながら大黒田さんのことは何も知らず、貞次さんに教えて貰ったのだが、庭園を含めた大田黒さんのかつての住居が、ご遺族より寄贈されたことにより、現在は大田黒公園となって、四季折々の自然が楽しめる美しい公園として、愛されている。

荻窪駅徒歩10分ほどの場所にあるのだが、池を配したお庭も見事で、住まいは大田黒さんの生活が偲ばれる記念館となっている。

門から入るとイチョウ並木が美しく、秋になると黄色く色づいたイチョウに紅葉の赤と池の水、散策するにはもってこいのとてもいい場所、一度は訪れて欲しいと思える場所。

先日、夕方に一人訪ねてみた。大勢の人が見えていて、やはり秋の今頃の美しさを知って、こうして集まってきているのだなと、思った。

大田黒さんが荻窪に越してきたのは昭和8年のこと、40歳の時で、大田区大森山王からのお引越しだったので、大森に比して遥かに野趣に豊かであると《「奇妙な存在」序:大田黒元雄著》に記している。当時の荻窪は郊外に位置し、さぞかしのどかな野趣に富んだ場所であったろうと思う。

夜にはライトアップもしていて、綺麗だろうと思いながら帰ってきた。

貞次さんは地元でありながら、二人でいた頃は行こうとは言ってくれなかったが、そういうものなのかも知れないなと思う。いつでも、行こうと思えば行ける、そう思っていたのだろう。
だが、結局いなくなってしまい、私が、今はこうし一人で、訪れている、貞次さんと一緒に来たかったと思いながら・・・。

赤い建物が記念館