春の足踏み♪♡

奈良への旅で先週末に家を空けていて、帰ってみたら周りの風景が一変していた。
お隣さんのお庭のミツバツツジが満開になっていたり、また台所から見る公園のユキヤナギが白く一面咲いていた。
我が家の庭も、咲く兆しのなかったハナズオウがピンク色の花を開花し、雅桜も一輪咲いていて、キンモクセイの芽吹きが見られ、薔薇の木もふんだんに新芽を出して生き生きとしている。留守中に気温が上がり、一気に春へまっしぐら、だったのだろう。

しかし、私が帰ってきた翌日から、冬に逆戻りしたような寒い日が続いています。

昨日も冷たい雨の一日で、日中の気温が7度と、真冬の様な寒さ、出かけるのを躊躇するほどの悪天気だったが、4月1日、エイプリールフールのこの日はモーツァルト協会の4月例会の日だったので、意を決して出かけた。
こんな日は家に閉じこもっているより、出かけてみればモーツァルトの音楽に出会えて、きっと気分も晴れるだろうと思ってのこと。

本当にその通りとなった。昨晩はとても珍しいグラスハープによるモーツァルト演奏だったので、絶対に聴き逃したらいけないプログラムだったように思っている。
でも、実際は、私といつも一緒に聴いている友達5人も欠席していて、おそらくその中にはお天気が理由で辞めた人もいたのだろうと思う。

昨晩のメインデッシュと言える曲は、最後に演奏された「グラスハーモニカのためのアダージョとロンドハ短調」K617で、当時グラスハーモニカの演奏では第一人者であったマリア・アンナ・キルヒゲスナー(1769ー1808)がウィーンに演奏旅行で来ていたので、彼女の為にモーツァルトが書き下ろし、ウィーンのブルク劇場で初演されたという曲で、モーツァルトの最晩年の1791年6月10日のことです。(小宮正安著、当日の演奏プログラム解説より)

昨日は、特別な編成で、グラスハープ、フルート、オーボエ、ヴィオラでの演奏だったが、このK617が日本モーツァルト協会の例会で演奏されるのは、19年ぶりで、4回目。そしてグラスハープで演奏されるのは初めてとのこと。寒さの中でも出かけてよかったし、満たされた思いで家に帰ってくることが出来た。

私にとってグラスハープを聴くのは初めての体験で、か細い、儚いながら、とても神秘的な透き通ったグラスハープの美しい稀有な音色が、心に沁みた夜だった。
昨日の演奏をCDに収めたものを販売し、サイン会もしていたが、長蛇の列だった。
寒いながら出かけてきた大勢の方達の心も、きっとあたたかな思いに満たされたに違いない。

それにしても、暖かな春が待ち遠しいな~♡♪