11日は、建国記念日の祝日、以前は紀元節とも呼ばれた日。貞次さんの誕生日でもある。
私は、この日、モーツァルト仲間との集まりがあって出かけたが、どこもかしこも祝日のせいで人がいっぱい。上野駅には降り立った途端に、驚くほどの家族連れやカップルで溢れていた。おまけに東京文化会館の大ホールも小ホールも人気の公演なのか、こちらもすごい人。穏やかないいお天気だったので、そろそろ春の陽気に誘われて・・・という方も多かったかもしれない。
色々な映像を観て楽しんだが、「フィガロの結婚」のフィナーレ、伯爵夫人の赦しのアリアから始まり、大団円と続く場面は、いつみても感動がある。天上の音楽そのもの。雲の合間から差し込む光の様な、そんな音楽、ただその音楽に身を委ねているだけで、豊かな気持ちになってくる。何という音楽!
この赦しのアリアをお好きだった男性を、私はお二人知っているが、この方々は旅立たれてしまった。これが好きとおっしゃっていたお姿が印象的だったので、よく覚えている。
どちらも筋金入りのモーツァルト好きだった。おひとりの方の告別式では出棺時にこのフィナーレの音楽が高らかに流れた。好きだったのを知る奥様の選曲だった。
先日は、極親しい人が軽い心筋梗塞で、ある日突然救急車で病院に運ばれて、そのまま一週間ほど入院したという。
また別の方は2月の例会にお見えじゃないのでどうしたかと思っていたところ、その後の集まりにもお姿がないので、これはちょっとして何かあったのかと思い電話をしたら、何と入院して心臓の手術を受けて2週間も入院して、やっと退院してきたばかりというから、驚いた。
このお二人共に、全く普段はお元気で、今までなんにもなかったのに、ある日、突然こうなるのねと、おしゃっていた。
どちらも、早い処置が功を奏して、命拾いをしたとおしゃっている。こういうお話は、本当に他人事とは思えず、いつ自分の身に起こったっておかしくはない。そんな年齢になって来ている。
それを考えていると、つい暗くなってしまうが、心配ばかりしていても何も始まらない。いつどんなことが起きても仕方のないことと覚悟して、毎日を豊かに過ごして行きたいと思う、という友からのメールを読み返して、私も本当にその通りだと思える。
今日も、好きなオペラのアリアでも聴いて、これ好きだわ!と思って過ごしていれば、いつかいいようになっていくのではと、思っている。いつ、何が起きても、貞次さんが待っていると思えば、それも楽しみ♡
春遠からじ、と思えど、今日の強風はすざまじく、春までは、もうちょっとの辛抱かなと思う。
