上野の森♪♡

ようやく晴れが続いて気持ちのいい朝を迎えている。お出かけ日和かもしれない。

上野で始まっている東京・春・音楽祭、旧奏楽堂での石井基幾(テノール)&平野和(バリトン)のコンサートに行く予定にしている。平野さんは、先日の目黒パーシモホールの「ドン・ジョヴァンニ」で見事なレポレロ役を演じていたので、私は早速このチケットを買っていた。

上野は大勢の花見客で賑わっているだろう。東京都美術館では、毎年の行事「モダンアート展」も行われている。友達が出展しているので、こちらにも寄ってみようと思っている。

旧奏楽堂でのコンサートは久しぶりだったが、とても多くの人が聴きに来ていた。いろいろな方にもお会いすることが出来たが、上野駅から会場への道が花見客で先へ進むことが出来ず、いつも以上に時間がかかってしまった。

コンサートの後半には、モーツァルトのオペラから平野さん十八番のレポレロの「カタログの歌」があり、会場がさながらオペラハウスになったようで大いに盛り上がり楽しかった。
「コシ・ファン・トゥッテ」からは、グリエルモと、フェランドの二重奏も歌ってくださり、モーツァルト好きには嬉しい選曲でした。

「ヨーロッパの歌劇場仕込みの平野さんは、密度も濃く、響きのいい音がしっかり飛んでくる。そしてつくづく芸達者」とはこの日お見えになっていた加藤浩子先生のご感想。

石井さんをお聴きするのは、私は初めてだったが、「素直な発声と明るい響き、丸みのあるレガートが魅力的。」これも加藤先生からの情報ですが、石井さんはもともとはバリトンだったのがテノールに転向されたそうな。「愛の妙薬」からの「人知れぬ涙」も素敵だった。

これからますます活躍が期待されるお二人のジョイントコンサートを楽しんだ後は、お隣の東京都美術館で開催中の「モダンアート展」へ、友人の出品した作品を観賞してきました。

タイトルは「August1945」、”昨年日本被団協がノーベル平和賞を受賞したことに感動し、戦争体験や被爆体験のない自分の心に戦争を刻み込みたく思った”というのが、この作品の作者の思いだそうです。

戦後80年、戦後生まれで同い年の友達も私も、戦争という悲惨さを忘れてはならない思いは、体験したかしないかは関係ない。大きな作品で、赤が印象的に迫ってくる作品だった。
「モダンアート展」は4月16日(水)まで東京都美術館で開催しています。

「August1945」、戦後80年、戦争への思いを刻み込んだ作品(松林眞澄さん作)

桜で賑わう上野公園

音楽に感動し、また友達の作品にも感動し、色々な刺激を受けて、私の心にも明かりが灯ったような、いい一日でした。♬♡