大切な場所♬♡

新緑が目に眩しい軽井沢。ツツジが色鮮やかに咲いています。
ここは私にとって大切な場所。貞次さんと過ごした幸せな場所。最初は一人の寂しさが先に立って、それに耐えられずに早々に帰ることもあったが、それはほんの最初の頃だけ。今は寂しさなど感じない。不思議な感覚。貞次さんが隅々にまで熱い思いを込めて作った家なので、今も貞次さんが生きているような気がするからかも知れない。それは、東京の家も同じなのだが、住まいにはそれをつくった人の魂のようなものが宿るのではないかと、私は思っている。

だから、自然、その魂と共存しているような気がする。

モーツァルトがいつも流れ、モーツァルトと過ごした時間、仲間とオペラを楽しんだり、私はモーツァルトの中では、ピアノ協奏曲がダントツに好きだったので、それらの曲を聴くことが多かった。だからこの家はオペラとピアノ協奏曲の家、ともいえる。

先日ある方から、アンヌ・ケフェレックというピアニストさんのことを教えて頂いた。フランス人でモーツァルトを深くとらえた感性でモーツァルトを弾き、第20番と27番をカップリングしたCDも発売されている。CDについた小冊子も送って頂いたが、それはケフェレック自身の執筆のもので、曲の解釈にとても感銘を受けたと記されていた。

20番については、モーツァルトのオペラ「ドン・ジョヴァンニ」についても触れていて、このような知的で、洞察力の素晴らしいピアニストさんがいらっしゃることを私は知らなかったので、驚きとともに、私もすっかり感銘を受けてしまった。

この軽井沢の家は、時折モーツァルト仲間が集まっては、オペラ鑑賞会をしていたので、その思い出もあり、それと、ここでは殆どモーツァルトのピアノ協奏曲を聴いていて、今回も貞次さんの好きな20番、私の好きな23番、それに24番、27番など、何度も聴いたが、飽きることなどない。

オペラと協奏曲、これが一致した時にまたモーツァルトの新しい解釈が生まれ、曲の素晴らしさは更に輝きを放つ。モーツァルトとは、何と奥深く慈悲深く、そして喜びに満ちた音楽なのだろうか。
演奏家の好みは人それぞれ、カーゾン、ヘプラー、内田光子、アシュケナージ、バレンボエム、シフもいい。
今度軽井沢でケフェレックさんのピアノ協奏曲第20番を、貞次さんと一緒に聴いてみたいと思っている♡♬

白あり、赤、オレンジと咲いていて、ツツジが春の訪れを伝えてくれています。