貞次さんの命日の翌日6月15日は、白寿ホールでコンサートがあった。それを聴き、終了後代々木八幡駅近くの焼き鳥屋さんでコンサートを共にした友人と貞次さんへ献杯をした。
このコンサートには、軽井沢の横領事件で大変お世話になった弁護士さんのお嬢さんの大室晃子さんがピアニストとして出演されていた。この事件では、対応策としてまず敷地内の所有者で組合組織を作り、そして裁判へと持ち込んだ。その時に結成した理事たち5人のうちの、理事長と理事の一人だっだ貞次さんがその後、次々と旅立ってしまった。
2年猶予決着までかかったので、大変な苦労があった。民事から始まり、刑事事件まで持ち込んでの長い道のりだったが、最終的には、東京高等裁判所で決着を見て、横領されたお金も戻ってきた。その時に受けた風評被害も今はなく、現在は組合組織も円滑に運営され、管理会社もしっかりとした安全、安心な環境の別荘地になっている。
この時の理事長は、理事長を退いたのちに、病気が発覚しあっという間に天に召されてしまった。そして貞次さんもそのあと3年して逝ってしまった。きっとこの時の負担が身体に及ぼしたのは明らかだが、責任感からのことで、これは仕方のない事。
お誕生日が2月11日で同じだったので、2017年2月には一緒に誕生祝の食事会をした。これからは毎年一緒に祝いましょうねと、言っていたら、もう次に祝う事は出来なかったという、悲しいエピソードも残った。
こんな夫たちに先立たれた私たちは、大室晃子さんのコンサートのお蔭で、この日は、一緒にそれを楽しみ、そして二人でしみじみと夫たちを思い出し、思い出話に、泣いたり笑い合ったりしながら、焼き鳥をさかなにビールやレモンチューハイをのんだ。
6月には毎年のように、時には貞次さんの命日だったりするが、大室晃子さんはリサイタルをされている。これも何かのご縁なのだろうと思っている。
そして私たち妻二人の女子会には、きっと夫2人も参加し、姿は見えないが4人で飲んでは語り、楽しんでいるような気がしてくる。きっとそうだったろうと思う。
こうして、魂とは、いつまでも生き続けるものなんだなと感じている。
また新たな5年目が始まっている。
