梅雨といっても、今日は晴天、緑の葉っぱから漏れてくる陽ざしが柔らかくて美しい。木々があるせいで暑さが遮られて避暑地そのもの、軽井沢の6月は本当に美しい。
ここでモーツァルトを聴き、貞次さんの思い出があちこちにあるこの家で過ごすのは本当に楽しい、この気持ちは多分誰にもわからないだろう。
一人で寂しくないの、よく怖くないわね、何をして過ごしているの、とかいろいろ聴かれるが、ごもっともな事で、こんな何にでも怖がりな私が、こんな山の中で、よくひとりぼっちで暮らせていると思うもの。
虫も怖い、ネズミだって、蜂だって、ここは何でも出る場所、夏は蛾とかも嫌だわ、毛虫にカメムシ、カマドウマ、など、こと欠かない。
だからいつも祈っている、怖くしないでね~、怖くしないでね~と、祈っている。
テラスの掃除だって、しなければならないが、もしそんな時に熊でも出てきたらどうしようと思うと、なかなかそれもできない。まさか・・・とは思うものの、熊の気持ちは分からない。
昨今は、市街地でも熊が出るようになったので、ここには出ませんという保証はなにもない。私がこんなことを言っていると、いつも笑われるが・・・。
怖い~、怖い~と、思いながらも頑張っている。貞次さんがいると何も怖いことなんてなかったのに。
でも、段々と鍛えられて心臓も強くなっているような気がする。人間はいくつになっても成長できるのかも知れない。究極に立たされると力が出るものかも知れない。
そんなに強くはならなくっていいから、せめて、軽井沢の家で、虫や小動物を怖がらずに過ごせるようになりたい、それを神様に願っている。
気のせいか、私がここから帰ろうとすると、この家は寂しそうにする・・だから、また来るからね・・と言って帰る。
また貞次さんと来ます、と言って帰る家。



軽井沢では、モーツァルトの薔薇が迎えてくれた。全く手をかけていないのに、、、よくこうして毎年咲いてくれます。
