大分前だったが、土曜の朝の番組「おんがく交差点」に、ピアニストの菊池洋子さんがゲスト出演されていた。司会の大谷康子さん、春風亭小朝さんとのお話も面白かったです。
菊池さんは、アンドラ―シュ・シフのレッスンを受けたことがあって、その時に「モーツァルトはいい趣味で演奏しなければならない」と言われたそうで、そして、「演奏とは、分かってもらえる音楽か、分かってもらえないか、それだけだと」とおっしゃったそうです。
何だかよく分からない感じがしたが、でも演奏家たるもの、モーツァルトを演奏するかどうかにかかわらず、”いい趣味”で、と言うのは深い意味を持った言葉と思った。
シフと言うと、私はモーツァルトのピアノ協奏曲やソナタのCDを何枚か持っていて、好きなピアニストさんの一人と言える。柔らかな、繊細なタッチ、品の良さ、彼の風貌も穏やかそうでいい感じがする。ザルツブルク在住と以前聞いたことがあったので(今は分からないが)モーツァルトの生誕地に住んでいらっしゃるなら、尚のこと、モーツァルトを感じている人に違いないだろうと思う。
シフの演奏ではモーツァルトのピアノ協奏曲第24番、25番、26番、27番の、2枚組のCDがあったので、久しぶりに取り出して聴いている。(モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ、ザルツブルク、指揮:シャンドル・ヴェーグ)
シフの知的な解釈や繊細なイメージは、モーツァルトの音楽に合っているような気がしてくる。これがいい趣味でということなのか・・。
今日は、この”いい趣味”の音楽に浸って、ザルツブルクの寒いが真っ青な空の冬景色を想像しています。来年は、モーツァルトの生誕270年、私も元気でその年を迎えたいと思います。♬♡
