あれこれ・・・♬♡

貞次さんの命日を挟んで、色々あり過ぎてあっという間に時が経ってしまった。楽しいこともたくさん、それ以外のことも、楽しいことに負けず劣らずたくさんあった。

それにしても早いもので、一年の半分が過ぎてしまった。そして6月29日には日本モーツァルト協会の今期最後の例会もあった。こちらはとてもいい内容で、フルート、オーボエ、クラリネットの四重奏と五重奏の3曲を演奏会で同時に聴くなど、滅多に得られない経験だった。

フルート四重奏曲ニ長調k285、オーボエ四重奏曲ヘ長調K370、そして圧巻のクラリネット五重奏曲イ長調K581、この3曲、モーツァルトの室内楽の中でもダントツの人気、この楽器の演奏家にとっても、空に輝く一番星の様にきらめく名作品、これらをそれぞれの一流のソリストを迎えての演奏会、今期締めくくりとしても、とてもふさわしい内容だった。

フルート四重奏曲が演奏し始めた途端、貞次さんを思い出して胸がいっぱいになってしまった。よく、貞次さんがこの曲を遊びで吹いていた、難しいんだよ~と、言っていた。でも吹けるか所もたくさんあったのだろう、この明るい出だしの軽やかなメロディを好んでいつも、いつも吹いていた・・その姿が本当に目に浮かんだ。楽しそう、気持ちよさそう、そんな気がして私はいつも眺めては、私も楽しかった、幸せな時間。

そんな思い出が今もよみがえる。音楽とは何と素晴らしいものなのだろう、作曲されて250年も経た今も、この1曲で、このメロデイを聴けば、貞次さんがよみがえる、そしてその音までも聴こえてくる、私にとってこのK285は、貞次さんそのもの。

この日、フルート奏者として登場したのは、英国王立音楽院卒で、イギリス室内菅首席フルート奏者のトーマス・ハンコックスさん、第一ヴァイオリンの水谷晃さんは、都響のコンマス、どれも品のある柔らかな音色で私好み、貞次さんもきっと満足して聴いていたと思う。本当によかった。

私の周りのみんなは、トリに演奏されたクラリネット五重奏曲を最高と挙げていたが、私にとっては何といってもフルート四重奏曲がこの日のダントツ、貞次さんを思い出させて貰えた最高の1曲だった。

思い出と重なる一曲、音楽とは有り難いもの、貞次さんは私にいいものを残してくれた、音楽だけではなく、人との出会いも同じ、今それがあって私は生きています♡